Omiya Sonic City
明日、1月26日から始まる大宮ソニックシティ2DAYS。
大宮ソニックと言えば、
2007年に開催された「IN THE MOOD TOUR」で、
大宮の前の鹿児島にて氷室は体調を崩し、
その回復開け1発目に行われたという、いわくつきの会場だ。
回復開けとは言っていたが、
いざライブが始まると、
「気迫だけでそのステージを乗り切った」
そんな言葉が相応しい物凄いライブだった。
俺は氷室ライブに何度も参加しているが、
あの時のような氷室京介を見たのは、
あれが最初で最後。
貴方は、気迫だけで歌った「KISS ME」を観たことがあるだろうか。
今回のツアーで披露している「ONE」で魅せるような腰を落としたポーズで、
皮パンの太ももを拳で叩きながらヘドバンをして歌う、、、
まさに、それは、、
「狂気のKISS ME」。
きっと、そうしないと氷室自身倒れると思ったのだろう・・・。
そう、自らの拳でその体を矯める触覚こそが、
ステージに立つ自身の存在を確認する証し・・・。
その感覚が無くなった時、
緊張は一気に解け、その舞台で倒れるかもしれない・・・
氷室は何を思いながらあのKISS MEを歌ったのかは分からないが、
俺はあの時の氷室にそんな気迫、、そして鬼神氷室京介を観たような気がした。
伝説の日本武道館2008.901ともまた違った感じのパフォーマンス、、、
いや、パフォーマンスというものは、
ある意味、プロフェッショナル氷室京介が作り上げていく物と言ったところだろう。
そして、その先にあったモノがあの時の武道館を伝説へと変えた。
しかし、2007.4.17大宮で魅せたそれは、
2008.9.01武道館とはまったく別の次元の、
最初から最後まで、人間氷室京介がそのステージを気迫だけで乗り切った、
「分かる奴にだけ分かる凄まじいステージ」
と言った感じだった。
気迫なんてものに形は存在しない。
当然、形無き物を観れる人間は限られている。
もし、大宮4.17に参加した奴で、
あの時の氷室の気迫を観れた奴がいるとするのなら、
きっと、俺とは話が合うのではないだろうか。
氷室の背中に鬼神が見えたような気がした、大宮4.17。
「いわくつきの会場、大宮ソニックシティだけは外せない。」
あの時のライブに参戦した氷室ファンならば、
その意味が理解出来るのではないだろうか。
そう、
氷室京介もまた、
あの時以来のそのステージを、体感するのだから。
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