先日録画したWOWOWの氷室京介ライブを狂ったように観ている。
HDDというものは便利だなと改めて思う。
いちいちディスクを挿入しなくとも、
リモコンのスイッチONで気軽に観れてしまうのだから。
俺はソニーのブルーレイレコーダーなので、
その一連の作業も待たずにOK、、
しかも高画質と来ているもんだから、
その日々の繰り返しを誰も止めようが出来ないのも納得だろう。
そんなブルーレイレコーダーが振り分けた、
俺のお気に入りのスタート地点、
「チャプター・スリー」。
イケメン全開、、ステージ裏で自身を鏡に映しながらイヤモニをつける氷室。
完全に戦闘態勢に入っているヤバイ睨みをきかせるその目。
言ってしまえば、、
「殺し屋の目」。
やがて、そんな鋭い眼光が、
鏡越しに映ったであろうカメラを見る。
そう、つまりは、
その形相の視線の矛先が、
WOWOWライブ映像を観てるこちら側への睨みへと変わるのだ。
・・・思わず息を飲む。
プッシーに特別な潤いを感じてしまったという女性の方も多かったことだろう。
そんな印象的なシーンから始まる映像が、ライブ本編のオープニングを迎える。
「非常事態」、
「緊急脱出」、
「危険地帯」、
「境界線解除」・・・
何かそんなキーワードを思わせるかのようなSEと共に、
クロスに交わるその象徴的な形状をしたスクリーンに文字が映し出される。
まるでタイプライターよろしく、斜めに刻まれた「BORDERLESS」の文字。
間髪をいれず畳みこむように後を追った「“50x50 ROCK'N'ROLL SUICIDE”」の文字。
コンクリートのような石に刻まれた今ツアーのその語義。
そんな映像を背中に、ステージの左右では、
すでにライブ前からの勝利を確信したかのように、
DAITA氏、そして本田氏が拳を上げた。
そして、氷室京介の登場によって、
さらに湧き上がる歓声の渦をかき消すかのごとく、
『ROCK'N'ROLL SUICIDE』のイントロが流れ始めた。
「誰もピークについてはこられない。」
そう、
こらから始まるロックンロール・ショーの全てが、
ピークなのである。