喉、渇きました…。
そう言えば8年くらい前、DOCOMOは猿の大統領候補に「チェンジ!」とさけばせるCMを制作したところ「黒人差別だ」と批判されて放送中止になる騒ぎがあった。一方SoftbankはCMで犬にお父さんを演じさせているが「お父さん差別だ」との声は上がらない、不思議だ。犬も猿も身分は(桃太郎の)家来だ。人を猿扱いするのが差別なら、犬扱いも差別ではないのか。家族全部が犬ならともかく、あのCMはお父さんだけが犬なのに。床に這いつくばって妻や子に上から見下ろされている。見る度に心が折れそうになるけど、ところが世間では「犬のお父さん」が大人気だ。放映中止どころか長期のシリーズになっちゃっている。これはお父さんが「犬並み」の存在だと思われているのではなく犬が「お父さん並み」に立派な存在だと思われているからでしょう。実際、今は犬が人と同等かそれ以上の存在と見なされている。例えば散歩中の飼い主は歩行者とすれ違う際、犬の綱を引いて道をあけようとしない。それどころか「ほらぷりんちゃんこっち
に来なさい」とたぶん細かい話が分からないぷりんちゃんに一方的に話かける。ぷりんちゃんは犬なのにこちらが立ち止まって道を空けたりする。これらはすべて動物が悪いのではなく、それらを管理する人間の考え方ひとつなんだな。
「普通」とか「本当は」なんて言葉はいくらでも「でもね」と言う言葉でひっくり返されちゃうから自分なりの「理屈」に自信を持たないとね。
それにしてもお水ちょうだい わん