都内の桜が開花したと思ったらあっという間に満開を迎えましたね。
辛い花粉もようやっと折り返し地点に到達したようで、ちょっと嬉しいです。
さて、先週の金曜日はルーテル市ヶ谷センターでソロリサイタルを行いました。colersと題したリサイタルシリーズも今回で3回目を迎え、初めて外国語曲でプログラムを構成しました。イタリア古典歌曲からドイツ歌曲まで、様々な時代背景を感じられる作品の数々。中でも、ベルク作曲の『7つの初期の歌』は、語感のニュアンスや音楽構成を表現していく上で苦戦いたしましたが、自分としては奥深い歌曲の世界に触れ、新たな境地を開くきっかけになったと感じています。
長町順史さんの伴奏は、美しく澄んだ中に、ダイナミズムを感じさせる音色が素晴らしく、舞台に大いに華を添えてくださいました。プログラムテーマに沿った貴重な作品のソロ演奏もお客様にお楽しみいただけたことと思います。
暖かく大きな拍手に包まれてリサイタルの幕を閉じることができ、大変に幸せな時間を過ごせたと感じています。このような気持ちでリサイタルを終えるのには、細やかにサポートして下さるスタッフの皆さんの存在が欠かせません。ありがとうございました。そして何よりも、いつも暖かく応援して下さるお客様、学生・卒業生の皆さんに心より感謝申し上げます。
次回も今回以上にお楽しみいただけるように、気持ちを新たに頑張ります!
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