今年も残り1カ月を切り、クリスマスのイルミネーションが美しい季節となりましたが、皆様、お元気にお過ごしでしょうか?
先月末、11月29日(日)に私の母校、埼玉県立大宮光陵高等学校の創立30周年記念式典がさいたま市文化センターで執り行われました。その一環として演奏されたベートーベンの第九演奏でソリストを務めるため、私も参加させていただいたのですが、とても感慨深いものがありました。
入学した当時は埼玉県で初めて音楽科が開設された新設高校で、当初は一学年のみ。先生方と生徒たちが一丸となって新しい学校の文化を育てるべく奮闘していました。そして、徐々に校風というものが感じられるようになったころからあっという間に時は過ぎ、今は個性尊重という時代背景の下、多様なコース制をはじめとする沢山の特色を持った未来型の学校として注目されるようになりました。多くの卒業生が様々な分野で活躍していることにも深い感慨を覚えます。
音楽科の第一期卒業生として、また、長く講師を務めさせていただく者として、このような記念すべき式典に、出演する機会を頂戴できたことが心から嬉しく、光栄でなりません。
生徒達のオーケストラと合唱は、力強く美しい響きを放っており、聴衆の皆さんには感動していただくことができたのではないかと感じました。ソリストとしてご一緒したのは共に学んだ同期生や後輩で、演奏の合間には高校時代の話に花が咲き、昔にタイムスリップしたような感じでした。
これから35周年、40周年に向けてさらに発展するであろう母校に貢献して行けるように頑張りたいと思います。今回お世話になった皆様、ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
