いしおかの雛めぐりが始まっており、商店街の店先には、可愛いらしい雛人形が素敵に飾られておりました。日本民話の『かぐや姫』や今回のオペラ『小町百年の恋』の物語をテーマにしたものも美しく展示されており、見てるだけで楽しいです。まるで故郷に帰ったような和やかな気持ちになりました。
近くの水戸では偕楽園の梅まつりが始まりましたし、随所で春の訪れを感じる季節になったことが嬉しいですね。
さて、稽古は13時から17時まで、ほとんど休憩も取らずに行われました。
地元合唱団とソリストが交わる場面は、舞台に出ている人数が多く、息をぴったり合わせるのが難しかったです。しかし、現場の雰囲気は温かく、各々が役になりきって、一つのオペラを創り上げてゆこうという意気込みが強く感じられます。少年少女の合唱団も、可愛らしく健闘しております。
私はといえば、小町が登場する見せ場で扇と格闘。もっと優雅で上品に凛とし立ち振舞いができるようになる、ということが冒頭から課題として立ちふさがっています。
限られた日程での稽古の為、一瞬一瞬が真剣勝負。
お客さまに心から楽しんで頂ける舞台になるよう全力投球です。

石岡駅に飾られた雛人形

かぐや姫の一場面をイメージした雛人形

稽古中の風景。
虫麻呂役の谷川さんとともに。
左下にちょっぴり頭がのぞいているのは平井先生です。