昔から、夕方になると、はらはらそわそわしました。
平日なら仕事の後、休日なら夕方5時前くらいに母に電話をかけなければならなかったからです。
昼間、仕事をしているときだけが、心の自由がある時間でした。
残業していると、メールが来ます。
まだ、終わらないの?
メールを見るたび、どきどき、落ち着かない気持ちになります。
早く母に電話しなきゃ、早く今日は残業だって、メールしなきゃとあせりました。
離れて暮らしているのにも関わらずです。
でも、メールして終わりではありません。
仕事が終わって私が電話するのを、電話を前に待ち構えているのがわかります。
だから、せっかく残業していても、気が気ではありません。
残業がすんで、帰り道電話すると、遅かったね、と言い、それからまた、誰かの悪口、私への不満や指示の言葉に変わります。
休日も、誰かと会うと言ってしまうと、楽しい時間なのに、母からメールが、時には電話まで!来ます。
まだ帰らないの?
明日仕事なんだから、早く解散したら?
メールを見て、私は楽しい時間がだいなしになるのを感じます。
私は小学生ではありません。
夕方になる前の時間に、こんなメールがずっと、ずっと、これまで続いています。