疫病にかかって死んだ人間が、再び生き返って恐しい形相の怪人となり、生きた人間を喰い求めるという恐怖を描く。製作はユーゴ・トゥッチとファブリツィオ・デ・アンジェリス、監督はルチオ・フルチ、脚本はエリザ・ブリガンティ、撮影はセルジオ・サルヴァーティ、音楽はファビオ・フリッツィとジョルジョ・トゥッチ、特殊効果及びメーク・アップはジャネット・デ・ロッシが各々担当。出演はイアン・マッカロック、ティサ・ファロー、リチャード・ジョンソン、オルガ・カルラトスなど。
カリブ海に浮かぶ島で、発生した疫病によって死者が蘇り人肉を喰う。ゾンビがマンハッタンへ進撃するラストシーンまで正統派怪奇映画の定石を踏まえた造りで、数多ある「ゾンビ」の亜流の中では間違い無しの傑作。海中で人喰い鮫と死闘を繰り広げるゾンビというとんでもないシーンもある。ただしイタリア仕込みの残酷描写も過激で、辟易するかも。