旅行貯金横領事件で バイトを命令されて
鬼嫁は
『 これ 持ってけ 』
清は目を疑った。
顔写真には ガクト 東大卒 とか
‥‥
鬼嫁は
『若い頃の 写真って 言っておけ
あと 正直書いたら 即 落ちるし』
清は 嫌だったけど 履歴書を いつもの
拾ってきた 水色の袋に入れた。
清は ボロ軽に乗って ○友に着いた。
『今日 面接に来た 清です』
店長は一眼見るなり
『えっ あんた ですか』
店長は あからさまに 嫌な顔で
清は履歴書を渡して オドオドしている。
人見知りが激しくて 手が震える清。
店長は
『 有名な橋本さんですね 』
清は
『いいえ ×× 清です。』
店長
『いつも来るみたいだけど、割り箸取りす
ぎ じゃないないの!』
『えっ 僕は今日 初めて西友に来ました。
割り箸って 何かわかりませんが
きっと 僕に似た人 じゃあないかな』
もう 手が震えて 鼻の周りは赤くなるし
店長は
『私の横にいるのは ナイトの本田さん』
清は オドオドして
『よろしくお願いします。』
本田さんは
『仕事は大変だよ。 』
清は
『僕は 大丈夫です。』
汗 びっしょりの清が いる。
誰が見ても 割り箸泥棒の あの婿さま。
ちょうど 落武者高橋が移動になったから
使ってみる事に 決めて
店長が
『レジも打つと思いますが 出来ますか?』
清は もう 手の震えが止まらず
『清さんは 中気 なの?』
清は 目を真っ赤にして
『僕は ‥‥ 』
清は 緊張のあまり ドモリ出して
『じゃあ 明日の21:00に待ってます。
手順を 教えますから‥』
清は 緊張して緊張して
『今日は 初バイトだから ‥ がんばる』
清は 結局 9時間のバイトを 2日やる事
会社では さんざん 怒られて やり直しして
どうにか 20:00に帰宅した。
鬼嫁は清に
『最初が肝心 少し早めに行け』
清は 30分早く着いて、本田さんに挨拶
『よろしくお願いします』
本田さんは 清のヤル気を信じて
『そう 固くならずに 先ず‥』
商品の品出しの手順を 分かりやすく
清に 教えて行く。
清はノートに書き出して ヤル気を見せて
本田さんは
『じゃあ この都昆布 やってみて!』
本間さんは 当然 出来ると思っていて
手が震えてる 清がいる。
本田さんは また説明をして
『今度は いいね やってみて!』
清は 出来ない 全然
本田さんは 口調が荒くなって
『こうやって わかるだろ』
清は やっぱり 出来ない
本田さんは 仕方なく
『今日は 俺のやってる事を 後ろから見て
覚えて くれ』
清は 本田さんの動作 仕草を 清ノートに書いていく。
清が 途中 質問して
『あのぅ 直ぐ出来るって 聞いたけど
‥‥ 難しいよね』
本間さんは 清に
『出来ない人 初めて見たよ』
清は 思わず
『へぇ そんな人いたの?』
本田さんは
『お前の事だよ!』
清は いじけ出した頃
『あっ 本田くん!』
なんだか 聞き慣れたあの声が
貧乳 杏奈 だった
杏奈は清を見て
『あっ バカがいた!』
本田さんは 杏奈に
『今日から バイトに来てくれて‥』
杏奈は 笑いながら
『役に立たないでしょ バカだし!』
本田さんは
『会社では バリバリって 言ってたけど』
杏奈は
『よく言うよ。 清は 教えても 教えても
覚えないし 威張るし さ』
本田さんは
『やっぱり バカだったか!』
清は
『僕は あなたの知っている人ではありませ
ん。 』
杏奈は
『そのおでこの コブ 前歯が無くて 猫背
一重瞼 直ぐ 貧乏ゆすり オドオドして
手が震えて どもるって 清です!』
清は
『私は 奥原希望ちゃんに バトミントンを 教えた事が あって‥ 』
本田さんは 関心して
『へぇ それが凄い よ』
清は嘘八百ついて本田さんに 自慢を始めてた。
杏奈は 偉そうに
『それより 私 もうすぐ チャ・ウヌみたいな 彼 連れてくるから ね』
本田さんは
『へぇ いつもの あのアプリか?」
杏奈は 嬉しそうに
『車は86で 永ちゃん仕様だって!』
『うまく 釣ったな』
杏奈は 本田さんに
『本間くんの好きな 香西香みたいな娘も
入れ食い状態だよ。』
いつもの口癖の
『まだ 子供作る 殺傷能力あるしな』
杏奈は いつまでも脂ぎってる 64歳に
『あまり 期待しないほうが いいから
学習能力の無い 清だから』
笑いながら 駐車場に止めてある
AMGに乗って ‥ 消えてった。