アパルトヘイトは欧米にとって都合よく、体制維持に協力してきた。
ロシアは反政府運動を支援したので、こうした人々はロシアを支持している


世界ではなぜロシアを支持する人が居るのか?

ある欧米ネットの調査によると、欧米、日本、アジア、アフリカなど主要国の国民で、ウクライナ戦争で原因になった国はどこかを質問した。

ロシアに原因があるつまりロシアが悪いと答えた割合が最も多かったのは日本で、中国ではアメリカとウクライナが悪くロシアは正しいという回答が多かった。

殆どの国はロシアに非があると回答した人が最多だったが、その割合は各国で異なっていた。


例えばタイは日本の友好国だが軍事政権で、政権を支持する人はロシアを支持し、民主活動側の人はウクライナを支持している。

インドはロシアを批判しているが国連のロシア非難決議に加わらず、ほとんどの対ロ制裁にも参加していない。

それどころはインドはロシアから空母や戦闘機を大量に輸入していて、今後も関係を続けると表明している。


南アフリカは反アパルトヘイトの民主派がロシア支持で、アパルトヘイト支持派がウクライナ支持の傾向があるとされている。

アパルトヘイト時代にアメリカなど欧米諸国が白人政府を支援したのに対し、ロシアはネルソンマンデラなど反政府運動を支援したからだそうです。

韓国ではウクライナのゼレンスキー大統領が演説したが、国会ではない公会堂のような場所で集まった国会議員は50人で拍手もしなかったという。

韓国はアメリカの同盟国だがロシアと友好国で、李氏時代から大陸の大国に従う傾向があり、「ロシアに逆らうなんてとんでも無い」という風潮がある。

台湾はウクライナを支持しロシアを批判しているが、それは中国の台湾侵攻と連動しているからで、台湾人が心からウクライナを支持しているのか疑問です。

アメリカはウクライナを支持し軍事支援しているが、当初は「支援しない」と明言し、ロシアによる侵攻を容認する姿勢でした。


欧米に恨みを持つ国がロシアを支持している

ドイツなど欧州のかなりの国もウクライナ侵攻を他人事ととらえていて、「別に良いんじゃない?関係ないし」という態度でした。
その後ロシア軍の非道ぶりが色々と伝わり、ポーランドやフィンランドにも攻撃しかねないと分かると欧州はウクライナ支持に転じた。

中南米やアフリカやアジアの多くは貧困であり、貧困国の多くは日米欧の先進国に何らかの恨みを持っている。

アメリカは金持ちや力の強い国、白人国家にはいろいろと面倒を見てきたが、その反対の国々を踏みつけて欲しい物を手に入れた。
ロシア・ソ連と中国はそうした貧困国や先進国に恨みを持つ国に近づき、支援したり支配して利用してきました。
例えばロシアや中国は国連総会で1/3程度の支持国を持っているが、その大半は先進国に恨みを持っている国々です。


中東諸国は欧米に騙されて利用され、石油権益を奪われたり、自分の土地をイスラエルに奪われたりした(と彼らは思っている)
911は中東諸国が育てたテロ組織の犯行だが、中東の人々は「自分たちが被害者だ」と考えています。
アフリカは大航海時代からの植民地支配など様々なことがあり、欧米諸国を恨んでいる人が多い。


中南米はアメリカの裏庭だが、近隣諸国を窮乏化させる政策でアメリカの力を保ってきたのは事実でした。

メキシコやキューバやコロンビアが大国になったらアメリカの地位が危ういので、中南米が豊かにならないようにしている。
こうして欧米に恨みを持つ国ではロシアを支持する人が一定の割合で存在する。