オリンピックで人種差別抗議

AC通信 No.852 (2021/07/25)AC 論説No.852 オリンピックで人種差別抗議

21日に行なわれたオリンピックの女子サッカー、アメリカ対スイスの試合の試合が始まる前にアメリカとスイス両チームの選員が試合前にコートに跪いてBLMの人種差別抗議を行なった。アメリカチームだけでなくスイスチームの選手も一緒に跪いたのだった。Newsmaxによると試合の前に跪いて「人種差別やオンラインの憎悪」に抗議したのは英国とチリの試合でも起きていたし、アメリカチームの試合の後にはスエーデンとニュージーランドの試合でもあったという。

アメリカの主要メディアはこの記事を報道しなかった。日本の友人にメールしたら、日本のメディアもこのことについて報道はなかったという。後でわかったのはオリンピック委員会(IOC)とTokyo2020が抗議の記事を発表する事を止めたという。Facebook, Twitterなども発表しなかった。

FoxnewsとNewsmaxが両チームの選手が跪いている写真を発表したところ、方々から抗議が起きた。スポーツに政治行為を持ち込むな、アメリカの女子チームがアメリカの恥を晒したという批判である。それでも三大テレビやNYタイムスなどの左翼メディアはニュースを無視した

オリンピックは世界各国の選手が集まって競技をするイベントである。白人と黒人だけでなく世界のあらゆる人種が集まって技を競う集いである。人種に拘らず選手たちは自分の国を代表してこの競技に参加するのである。それぞれの選手がそれぞれの国を代表して戦う大会である。個人の戦いであると共に国を代表する戦いでなのだ。そのような大切な戦いに個人の政治的思想、それが正当か個人的偏見かの見境いもなく勝手に他人に押し付けようとすることは、個人そして個人が代表する国の威信と栄誉を著しく傷つけることである。

オリンピックに人種差別は絶対にない、世界各国から集まった選手が技を競いあう会合だから、オリンピックは平和と平等の祭典と言われていた。このような大会に政治問題を持ち込むべきではない。アメリカの選手がBLMの「アメリカの歴史で人種差別があった」という勝手な思想と主張を全世界に広め。でアメリカのメンツを潰す行いを行った、それが今回のオリンピックで世界的に広がったのである。

アメリカを代表して国際競技に参加した選手はアメリカの栄誉のために立ち上がるべきで、アメリカの恥を晒すために跪くべきではない。アメリカのユニフォームを着てアメリカを代表する選手が運動競技で政治ショーに加わって自分の国を貶すべきではない。

1992年のオリンピックのボブスレー選手で有名なフットボールの選手でもあるHershel Walker(黒人)はFoxnewsで「我が国はUnited States of Americaである、この国のルールに不満ならどうしてまだここに止まっているのか?」と述べた。彼の言った通り、アメリカに不満があるなら出て行け、である。自分の国を愛することは当然のことである。愛国心のない選手が国を代表して世界運動会で自国を貶めるべきではない。また、国家のトップである大統領や首相はこのような恥晒しをした選手の代表権を取り上げ、処罰すべきだがBLMを畏怖しているバイデンも民主党議員も沈黙している。

問題はこれで終わったのではない。24日のNewsmaxの記事によると、オリンピック委員会は選手がゲーム前に行う抗議活動の規則を緩和すると発表した。Newsmaxの記事によるとIOCにはRule50、「全ての運動選手は運動場、開催地、などにおける政治的、宗教的または人種的プロパガンダ行為を禁止する」と言う規則があった。この規則によると「全ての運動選手はこの規則に基づき、オリンピックの基本的精神に悖る表現や行為、憎悪、敵意、または暴動に近い行為をしてはならない」のである。

女子サッカーチームが人種差別に抗議すると主張して試合の前にコートで跪いた。そのため、IOCはサヨクの圧力に負けてこれまであった立派な規則を緩和したのだ。Rule50の禁則を緩和したので、今後は選手がゲームやレースの直前に跪くとか、拳を振り上げることが出来るようになったのである。何という情けないことか。オリンピック大会は「人類の平和と平等の祭典」の基本的精神を失ったのである。

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