トトメス5世
失敗したときだけ連日トップニュース、成功したら一切報道しないマスコミ
凍土壁が完成も規制委員会が凍結を禁止
福島原発では汚染水の流出を止めるため凍土壁の工事を進めていたが、東京電力は10月19日に凍結に成功したと発表しました。
2016年3月から海側の凍結を開始したが、5800カ所の測定地点のうち0度にならない場所があった。
凍結していない場所から水が漏れて原発から海に汚染水が流れ出る恐れがあり、地下水をくみ上げてはタンクに溜めている。
福島第一原発の地下には地下水脈が流れていて、山側から原子炉建屋の下に多量の水が供給され、原子炉冷却水と交じり合って汚染を広げている。
原子炉周辺を全て凍土壁で遮断すれば地下水の供給が絶たれ、海への流出も止めることができる。
凍土壁はまず海側への流出を遮断する目的で凍結が行われ、効果が確認されたら山側も凍結する事になっている。
山側は水位を上げる為に現在7カ所が未凍結になっていたが、急激に水位が下がると汚染水が山側に流れる恐れがあるとして、今も5ヵ所の凍結を禁止している。
原子力規制委員会は汚染水の逆流が起きるとしているが、東電は起きないとして凍結を求めている。つまり凍土壁は凍らないのではなく規制委員会が凍結を禁止しているのだが、マスコミは「凍結失敗」と誤認報道をしている。
地下水のくみ上げ量は一日300tから700tで減少していないが、山側からの地下水供給を止めていないので、7ヶ所の未凍結部分から流れていると考えられる。
夏以降に大雨が続いた影響で地下水の量が多く、凍土壁内側に降った雨もくみ上げ量を増やす原因になっている。
凍土遮水壁の凍結は3月から始まったが、当初は簡単に凍結すると考えられたが、海側を凍らせるだけで7ヶ月も要した。
失敗した時だけ報道し、成功したら報道禁止のマスコミ
凍土壁はもともとトンネル工事などで出水を食い止める為の工事方法で、すでに600件近い工事実績がある完成された技術だった。
だがトンネル工事では今までの最大で3万立方だったのが、福島原発は7万立方と巨大で、しかも山から大量の地下水が流れている点が違っている。
深さ30m総延長1,500m、工事費300億円以上で1m間隔に凍結管を埋め込んで、マイナス30℃の液体を循環させる。
実際には1m間隔で凍結しない場所があり、間隔を狭めたりコンクリートで隙間を埋める工事が必要になった。
凍結前には一日800tの地下水がくみ上げられていたが、現在も300tから700tで推移していて、山側を凍結しない限り水は止まらない。
山側からは毎日800tが流れてきて原子炉建屋の汚染水と交じり合って400tが建屋内に流入し汚染水になる。
毎日800tからセシウムなどを除去してこのうち400tを冷却水に使って原子炉を冷やし、残りの400tはALPS(放射性物質ろ過装置)を通って海に放出している。
事故前はサブドレンから地下水をくみ出していて、もし地下水位が上がりすぎると建屋が浮き上がるような状態になり、設備が破損する恐れがある。
原子力規制委員会は建屋地下の水位を下げると溜まった汚染水が外に流出するとして、地下水を止めないように命じている。
委員会はこうして自分で凍結を禁止して地下水を入れておいて「凍土壁は凍らなかった」「地下水流入が続いている」として東電を批判している。
マスコミに至っては鹿島建設は凍土壁で金儲けのためにやっていると言い、規制委員会が凍結を禁じたのは報道していない。
この手口は放射能除去装置ALPSの時にも行われ、試験中は「失敗した」「金の無駄使い」と大騒ぎしておいて、成功してから一切報道しなくなりました。
きっと朝日新聞やNHKは凍土壁が完全に凍結したら、その日から一切報道しなくなるのでしょう。