韓国のノーベル文学賞受賞者は「ハン・ガン」か「ハン・カン」か 日本と欧米で違うワケ

日本人には わかったような わからない・・・

韓国のノーベル文学賞受賞者は「ハン・ガン」か「ハン・カン」か 日本と欧米で違うワケ  ソウルからヨボセヨ

昨年、ノーベル文学賞を受賞した韓国の女性作家の名前は日本では「ハン・ガン」だが、欧米では「Han Kang(ハン・カン)」となっているので日本人から「なぜ?」とよく聞かれる。これは彼女の名前の「韓江」の韓国語の発音が微妙だからだ。

彼女の父は韓勝源という著名な作家で、彼女の名前のうち「韓(ハン)」は姓で「江」は名になるが、この「江」の韓国語発音が「カン」にも「ガン」にもなるというあいまいさがコトの背景にある。公式のローマ字表記では「ガン」なので日本語訳はそうなったのだろうが、英語表記は本人の希望で「カン」にしたものと思われる。

ソウルを流れる「漢江」は「韓江」と発音は同じなのに、こちらの公式英語名は「Hangang(ハンガン)」となっているからややこしい。実は金浦空港も昔は「KIMPO」だったのが今は「GIMPO」で、第2の都市・釜山も「PUSAN」だったのが今は「BUSAN」になったのに日本語表記では「キンポ」「プサン」なのだ。

韓国人には同じように聞こえるから問題ないというものの、外国人には悩ましい。当局者にはよく「なんとかしてくださいよ」というが、名前など固有名詞にはこだわりがあって規則通りにはいかないのだとか。

黒田勝弘

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