安倍元総理 「金を払ったから悪い」という《訳の分からない容疑》で逮捕されたら「日本は変だ」と思われてしまう

わかりやすい例で 納得の解説してくれます

 

長谷川七重@宇宙人思考から世界を観察してみます。

安倍元総理は世界的に有名な政治家なので、「金を貰ったから悪い」ならまだしも、「金を払ったから悪い」という世界標準に照らすと《訳の分からない容疑》で逮捕されたら「日本は変だ」と思われてしまわないかと心配です。 “桜を見る会前夜祭”安倍首相の「ホテル名義の領収書」説明への疑問 郷原信郎 弁護士
略)


 安倍事務所は、前夜祭の幹事役をやっていただけだと思う。差額が出たから補填したそんなものでしょう。
同窓会の役員・幹事でも、皆にビールの追加を振舞う、ちょっと太っ腹な役員・幹事さんは沢山います。その際、「ちょっと出したから次回の同窓会の役員選出では自分を推薦しろ」という下心があったら、同窓会の人情の部分でのルール違反です。それでは、ビールの後味が悪くなってしまいますから…。正しくは「やあやあ、ありがとう。同窓会万歳。カンパーイ!」皆でニコニコ、それだけです。
ですから、安倍事務所も別段差額を補填した事に対して、「参加者に恩義を感じてもらって、次の選挙では安倍晋三と書いてもらおう」という下心はなかったと思います。
社会通念上の範囲内で「えっ、差額が出ちゃったの?しょうがない。俺払うわ」の感覚だと思います。第一、参加者は今更買収するまでもない支持者です。「安倍晋三と選挙に投票します」と旗色を鮮明にしている人達に対して、「安倍晋三と選挙で書いてもらうために、寄付をする」という構図が成り立つのだろうか?それが違反なら、「法律が変・又は法律の運用が変なのだ」と思います。
 こんな細かな事で「違反だ」とやられていたら、安心して生活できません
 例えば、おお金持ちの子供たちが、親の所有する(家賃100慢相当の)億ションにタダで住んでいるのは、厳密に言えば「贈与税法違反だ」と思います。他人に貸せば月100万の家賃が貰えるので、年1200万円の家賃の利益供与「贈与税法違反」です。
けれど親の家に泊まりに行ったり、同居している場合には、親の雇用する家政婦さんに仕事をしてもらったり、運転手付きの親の車に乗って移動しても、家族として目こぼしされます。ですから、金持ちの子供は、親の家に現住所を置いて、別住所の親の持つ億ションに家政婦さん付きでタダで住むと、「贈与税法違反」ではないような形になります。また、金持ちの子供が親の家にただで住んでいる場合に、贈与税法違反で立件される事も、まずありません。
しかし、鳩山元総理がお金持ちのお母様の所有する事務所を、タダ同然で借りていたことは問題だったらしいので、「問題にしよう・違反にしよう」という検察の意思があれば、普通の金持ちの家で「贈与税法違反」はゾロゾロ立件できると思います。「法の下の平等」の精神によれば、「政治家はダメだけれど、経済人一般人はよい」というのは変ですから…。
なのに、なぜか普通の金持ちの家では大抵やっているのに、政治家以外は問題にされません。「親の家に家賃も払わずタダで住む・悪者だ」と糾弾されません。
不思議ですね。
これはたぶん、社会通念上の範囲内と捉えられて、「法律が厳密に適用されない」からだと思います。「賭け麻雀を家族や友人同士でする場合には、賭博法違反なのに警察が目こぼしする」事も、社会通念上の範囲内と捉えられているからだと思います。ただしなぜか他の日本人が破っても法律が適用されないのに、黒川元検事とその友人が賭け麻雀をした時だけは賭博法が適用されました。
私は、これって変だと思います。
もし、安倍事務所の前夜祭差額補填が問題ならば、すべての政治家のパーティや会合について差額補填が無かったか、または料金の取りすぎが無かったか、捜査すべきだと思います。
即ち、私は「一連の安倍氏に対するスキャンダルには、安倍氏を失脚させるために、悪意をもって法律を解釈して適用しようとしているようだ」という印象を持ちます。
ですから、私は、「社会通念上で変な法律は、改正すべきだ」と思います。
「知り合いに、線香持っていったら違反だ」という公職選挙法って、「親の持つ億ションにただで住むのは、利益供与だ」と同じように、人間の情を否定しています。また「気に入らない人間・失脚させたい人間だけは、賭け麻雀で摘発する」事が出来る社会は危険です。
法の下の平等が崩れると、社会に不信感が蔓延します。
「自分は狙われる人間なのだ」と思えば、被害者感情が発生して、自分を守る為に攻撃的になります。また「自分は法律を破っても逮捕されない人間だ」と思えば、法律なんか馬鹿にして守らなくなります。
このような社会では、賭け麻雀をしても目こぼしして貰えると誰もが思っているので、法律上は賭け麻雀はしてはいけないのに、皆やっていることと同じように、法律があっても誰も守らなくなります。
「自分は狙われる人間なのだ」と思えば、「守っても守らなくても迫害逮捕されるだろう」と予測しますので、法律を守る価値はありませんし、「自分は法律を破っても逮捕されない人間だ」と思えば、法律は破り放題だからです。
つまり「法の下の平等が崩れる」→「誰も、法律を守らなくなる」→「無法社会になる」ので、社会の秩序・治安が崩れます。
ですから、私は、
社会通念上で変な法律は、守らない・守れない人が多い。
→法が守られないと、法の権威を下落させる。
→法の権威を取り戻すために、時々一定の人達だけに法を適用する。
→法律そのものが、法の下の平等を脅かす存在となる。
→無法社会になる。
ので、「社会通念上で変な法律は、現実に即して、人々が守れるように改正すべきだ」と思います。
最後に、世界の他の国々では、政治家は余分なお金を貰うと悪徳政治家だと批判されて、逮捕ざれたりします。この世界標準に照らすと、政治家が余分なお金を払うと批判されたり、逮捕ざれたりするのは変ですよ。
河合夫妻と違って、安倍事務所の支出は買収ではありません。すでに選挙で安倍晋三と書くと決めている人達なので、今更買収することはできないからです。
私は、本当に、安倍元総理は世界的に有名な日本の政治家なので、逮捕とか起訴とかなったらニュースが世界を駆け巡るでしょう。ただその容疑が「8百万円貰ったから悪い」ならまだしも、「払ったから悪い」という世界標準に照らすと《訳の分からない容疑》で逮捕されたら「日本は変だ」と思われてしまわないかと心配です。

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