ネットやテレビ通販でニセ療法が蔓延 治療を中止させ金を騙し取る

 

ネットやテレビ通販でニセ療法が蔓延 治療を中止させ金を騙し取る

民間療法は金を奪い取る手段

日本や世界でネット上やSNSで流布されたニセ医療がはびこっていて、正規の治療を拒否してなくなる人もかなり居ると言われている

東京五輪の競泳候補だった池江璃花子選手は2019年2月に、白血病になったと記者会見で公表し、本人はすぐ直ると考えていたようだが治療は長期化し、直ったとしても20年の東京五輪は絶望的と考えられていた

結局池江の白血病は寛解状態(治癒している状態)となって21年に延期された東京五輪に出場し、メダルは獲得できなかったが海外でも賞賛された

それは良いのだが池江は一時コメディアンでタレントのなべおさみ(80歳)の「手かざし療法」を受けていたという報道がされていた

なべおさみの『昭和の怪物 裏も表も芸能界』によると、手をかざすと相手の病気が自分に移り回復すると書かれていた

言うまでもなくインチキ療法の類で、麻原彰晃やインドやアフリカの霊媒師と変わらず病気で正常な判断力を無くした人を騙して金を搾取する

アフリカやインドの霊媒師は「病気が治る」と思い込ませることで治療し、こうした心理的な効果はプラシーボ効果とも呼ばれています

確かに精神的に高揚する事で症状や病気治癒する例があるのは確認されているが、あくまで心理的効果にすぎないので癌は治りません

2015年に胆管がんで亡くなった女優の川島なお美さんは抗がん剤治療を拒否し、高濃度ビタミンC点滴療法や食事療法、御申じょう(ごしんじょう)療法を実践していた

「ごしんじょう療法」は「純金製の棒で患部や体全体をさすったり押さえたりするもので、気の力で病気の根源となる邪気を取り除く」のだが霊感商法の一種でした

こうしたインチキ療法では壺や皿を数百万円で買えとか、氣を流せば病は治ると言って正規治療を拒否させて高額な治療費やお布施を取ったりする

インチキ療法には健康保険が効かないので、数百万円や全財産を奪われたり、本人や家族に借金を背負わせる事がある

断言すると健康保険が効かない治療法で病気が治る事は絶対になく、すべて金をだまし取るための手段です。
テレビで堂々とニセ医療を宣伝

最近多いのはテレビ通販やCMで「わたしはこれを飲んだら病気が治りました」と言いながら(*個人の感想です)という手口です

CMでタレントが「がんが治った」と言い、青汁や水素水を飲んでガンが直ったって別に良いのだが、そんなのは水道水を飲んでも自然に治ったでしょう

例えば福島原発事故で散々騒がれた「甲状腺がん」は、ガンになっても99%以上は自然治癒するものですが、「水素水を飲んだら治った」と言っても因果関係はありません

「甲状腺がん」に医者が気付くのがレントゲン写真などにはっきり見えるようになってからで、多くのガン細胞は自然に治っています

健康食品を摂取して病気が治る事はないし、それ以前にああいうCMに出演しているのはタレントで、話している内容は全部ウソです

テレビCMや番組で「55歳でがんになった」のも「脳梗塞になったが歩けるようになった」のも俳優がセリフをしゃべっているだけです

それを見て真に受けた視聴者は「水素水を飲めばガンが治る」と思い込んで治療を拒否して亡くなりますが、こんなのは殺人罪ではないでしょうか?

良く保険会社のCMで「ガンの医療費は高額です」とがん保険を勧めていますが、あれも病気を食い物にした悪徳商法の類です

日本の保険制度では収入に応じて年間の医療費負担に上限があり、ガンになってもその人が払える金額しか治療費はかかりません

仮に無職で収入が無い人でも医療費タダでがん治療を受けれるのが日本という国で、だから日本政府は万年赤字です

よほど特殊な治療法(つまり効果がない詐欺両方)以外はそれほど高額ではなく、ガン保険に払う金があったら貯金するか、回転ずしでも食べて栄養を付けた方がマシなほどです

ガンのインチキ療法で必ず登場するキメ台詞が「免疫力、個人の感想、正規療法否定、単純な方法、なんにでも効く」などです

「笑うとすべてのガンが治る」と言っていた奴らも居て、こいつらは台詞を買えて現在も活動しているようです

もう一度書くと健康保険が効かない治療法で病気が治る事は絶対にないです

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 韓国の非常戒... 世界は1990年... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。