しかり
加瀬英明
「日本国憲法」という邪教を信じたままでよいか Date : 2018/11/08 (Thu)
「日本国憲法」は、邪教だ。
日本がアメリカによって、自主独立を完全に否定されていた時に、押し付けられた現行憲法は、邪教そのものだ。
現行憲法は護ろうとする者は、邪教の信者である。
現行憲法の前文は、日本の安全を「平和を愛する諸国民の公正と信義に」委ねると、うたっている。いったい、ロシア、中国、北朝鮮、韓国が、何よりも平和を愛し、公正で信義を重んじる国なのだろうか?
前文は現行憲法の精神を要約しているが、このように噓八百で始まっている。
私たちの生命や財産を、外国人のお情けに預けなさいと、いっているのだ。
憲法は世界の全ての諸国民について、性善説をとっているのに対して、日本人についてのみ、性悪説をとっている。もっとも、私たちがこの前文を書いたのではなく、戦勝国だったアメリカが、日本を苛(いじ)めるために強要したのだから、自虐的だとはいえないが、多くの日本国民がこの押し付けられた憲法を、なぜか、信心するようになっている。
戦後、日本国民が自虐的になってしまったのは、この憲法のせいである。
しかし、社会生活において、まったく自尊心を失ってしまった者が、真っ当な生活を営むことができるはずがない。国際社会においても、まったく同じことだ。
第9条は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と、規定している。世界のどの国も、一国の独立と、国民の生命・財産を守るために、国防を国民の義務として定めているのに、日本だけが軍を保持することを禁じられている。赤児が腹をすかせた虎や、狼、ジャッカルがうろついているジャングルに、置きざりにされたようなことだ。
平和は健康と同じように、努力して守るものだ。
アメリカは現行憲法を、占領下にあった日本に強要した時に、その時のアメリカの都合に合わせて、日本からいっさいの軍備を奪うことによって、日本を子々孫々に至るまで、アメリカの属国とすることを、目論んだのだった。そのために、今日の日本はみすぼらしい小国でしかない北朝鮮の脅威に対しても、アメリカの保護なしに対応できない。
だが、いったい、アメリカが今後、日本を永久に守り続けてくれるものだろうか? トランプ政権は「アメリカ・ファースト」(アメリカ優先)を唱えて、アメリカの都合を何よりも優先すると表明している。
現行憲法とアメリカによる保護は、一体のものなのだ。
せめて、現行憲法に国を護るために自衛隊を保有することを、一日も早く書き込みたい。
どのような国であれ、誇りが国家を形成しているのに、現行憲法は日本人から日本人の誇りを、奪ってしまっている。
私たちの日本はいま現在だけによって、存在しているのではない。2000年余年にわたる歴史と、祖先である先人たちの願いによって、形成されている。毎日を生きるのにあたって、祖先をないがしろにしたら、天罰が降ろう。
尊いものは、目に見えない。刹那(せつな)だけしかないのでは、魂がない抜け殻でしかない。
現行憲法は日本を魂がない、禽獣(きんじゅう)の国としている。
このまま、邪教を信じてゆけば、私たちは地獄に落されてしまおう。