ロシアによるウクライナ侵攻が始まる前からアメリカはロシアに怯えきっていて、何度も「絶対に米軍をウクライナに派遣しない」と繰り返していた。

侵攻後も「絶対に米軍を派兵しない」「ロシアを刺激してはならない」とウクライナ軍へロシア本土を攻撃可能な兵器の提供を拒否している。

英独仏など欧州主要国もロシアに怯えていて、米国同様にウクライナに派兵しないすなわちウクライナを救済しない姿勢を示している。

 

中国に対しても同様で欧米諸国はどんな問題でも中国との対立を避け、チベットやウイグルの人権問題もうやむやになった。

中国やロシアは「いつでもアメリカや欧州を攻撃できる」と言い、アメリカや欧州は毎日びくびくしながら暮らしている。

日本は核兵器を持っていないので中国やロシアがワンと吠えると謝罪をくりかえしお金を払い「どうか許してください」と土下座外交を続けている。


日本は北朝鮮に対しても腫れ物に触るように刺激しまいとし、アメリカは事実上金正恩に謝罪して、トランプは首脳会談で「親友だ」と持ち上げた。

日本は韓国に対しても手も足も出ず、韓国は日本を攻撃可能な弾道ミサイルを数百発保有しているが、韓国は日本の自衛隊を「侵略的兵器を持っている」と非難している。

日本政府はどの国に対しても卑屈に対応し、謝罪外交を繰り返してお金を払い、「許してもらう」という外交を続けている。


こうした日米欧先進国の外交姿勢が「ならずもの国家」をつけあがらせたのは、ブッシュ大統領が言っていた通りです。

アメリカはロシアや中国、北朝鮮の核兵器を死ぬほど恐れていて、土下座でも謝罪でもなんでもするという姿勢です。

だが核兵器を恐れなくてはならないのは本来ロシアや中国や北朝鮮で、西側先進国の方が圧倒的に優勢なのです。



謝罪外交の行きつく先

プーチンが「ニューヨークを廃墟にできる」と言うとアメリカ人は恐れおののくが、圧倒的に優勢なのはアメリカなので話が逆です。

本来アメリカが「モスクワを廃墟にできる」と言いロシア人が恐れおののかなくてはならないのだが、あべこべになっている。

欧州の経済力はロシアを圧倒しているので、ロシアを圧倒する核兵器を突きつけて「おいロシア、謝罪して金払え」と言えばロシアは手も足もでない。


日本は政府の政策で核を保有していないが、諸外国並みに防衛費をGDP比3%にし、核武装して北朝鮮や中国につきければ恐れるのは相手の方です。

中ロ北のような独裁国家が軍事力を有効利用しているのに対し、日米欧先進国が軍事力を有効に使えていない。

例えば米バイデン大統領だがウクライナ侵攻前から今までにやった事と言えば「絶対にロシアと戦わない」と言ってロシアを助けた事だけでした。


もし侵攻前にバイデンが「ロシアがウクライナに侵攻するなら米軍が相手になる」と言い、侵攻後に「ロシアが撤退しないなら核戦争だ」と言っていたらロシアは侵攻などできませんでした。

もちろん核戦争などハッタリに過ぎないが、ロシアや中国や北朝鮮は「いつでも核戦争でアメリカを廃墟にできる」というハッタリを有効に使っている

昔北朝鮮が核開発し小泉が訪朝した頃、野中広務が「北朝鮮に謝罪したい」と申し出たら、北朝鮮は「500兆円払えば謝罪を受け入れてやる」と言ったそうです。