案外孤独な小澤一郎

渡部亮次郎
案外孤独な小澤一郎

官房長官、外相、財務相など重要閣僚の起用については、小澤一郎に相
談してから決めるだろうと私は予想していた。ところが鳩山は4日、い
きなり岡田幹事長にに漏らすことによって平野官房長官を既成事実にし
てしまった。小澤派面白くない。

「その代わり」と小沢は側近の石井一を法務大臣に押し込めたい。だが、
何かときな臭い石井を鳩山が唯々諾々と受け入れるか。事件を裁く大臣
に、ひょっとしたらすぐ裁かれる立場の人物を起用するほどの度胸は鳩
山にはないだろう。

情報では財務大臣含みといわれている藤井裕久も官邸に持っ
てきて相談相手にするつもりらしい。鳩山は官邸を鳩山系で固めるつも
りなのだ。
引退するつもりでいたのを口説いたのは小澤ではなく鳩山だった。だか
ら藤井を或いは事務の官房副長官にすることもあり得る。

大勝利、いな初の政権獲得の大功労者たる小澤。しかし聞いてみると小
沢を頼っているのは最早菅ぐらいで、岡田は勿論、小澤が頼りにしてき
た藤井もすでに小澤離れしているようだ

・・・
実は小澤の健康状態は、こんな事ではなく心臓に入れた器械を既に入れ
替えなければならない状態
、と言うのが大問題。それを取り替えるとこ
ろは国内ではなくイギリスのロンドンなのだ。多忙のためおいそれと行
けない。
政権奪取はよかったけれど、小澤の健康が犠牲になっている。加えて友
人がひそかに離反というのでは実にさびしい昨今なのである。


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