かつて天皇は父君、母君陛下の葬列に加わられなかった

斎藤吉久
公と私──宮内庁長官の苦言をめぐって

かつて天皇は父君、母君陛下の葬列に加わられることもありませんでした。変わったのはやはり戦後です・・・・

最近の例でいえば、昨年11月の高円宮さまの5年式年祭に、陛下は参列されませんでした。「皇室の慣例」と説明されています。

こうした一見、「温かみのない」ような「慣例」は何に由来するのか、といえば、「天皇に私なし」ということに尽きるものと思われます。「家族的団欒」はむろん大切で、人の子であれば肉親の情はやみがたいでしょうけれども、つねに国と民のために祈られる天皇のお立場には私情を差し挟む余地はない のです。

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