日本は アメリカや中国を植民地にしつつある

株式日記と経済展望
この度のリーマンの破綻は、覇権システムの中核であり、経済価値観を象徴する存在なのである
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アメリカ経済もダメ、EUの経済もダメとなると、日本しか頼れる経済大国は無くなる。・・・・日本のGDPはずっと500兆円前後で停滞したままだ。なぜならば国内で工場をたたんで中国などに引っ越して中国のGDPとしてカウントされている。

例えば、日本の海外法人の総売上高は1999年で120兆円であり、2000年度には130兆円にもなっている。この総売上高は日本のGDPお約4分の1にもなり、日本企業の海外生産と販売額は中国のGDP並びブラジル、インド、カナダ、韓国、メキシコ、ロシア各国のGDPを上回る規模になる。つまり日本は全世界にまたがった多国籍企業型植民地帝国を築いている

海外進出企業が雇用している規模も拡大しており1999年時点で316万人にも達している。同企業の国内雇用者数が247万人だから、国内よりも海外のほうが規模が大きくなっている。しかしその数字は日本のGDPにカウントされないから500兆円で停滞しているように見える。だから円経済圏は意外と大きいから円の基軸通貨も検討すべきなのですが日本の役人は円の国際化を嫌がっている。

つまり日本経済はアメリカに叩かれながらも規模を国際的に拡大してきたのであり、国別で見たのでは分からなくなっている。アメリカにおける自動車製造業においてもトヨタがビックスリーを押さえてトップ企業になりましたが、このように見れば日本経済の規模はアメリカや中国のGDPにかなり隠れている のだ。
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日本は目に見えない経済植民地帝国としてアメリカや中国を植民地にしつつあるのであり、今回のアメリカの経済破綻と中国のバブル崩壊で日本の経済支配力は高まり、アメリカと中国を合わせれば世界一の経済圏を建設する事が可能になるであろう。もちろんその時は円が世界の基軸通貨になる事になる。

こうした 「次は 日本の世紀」 とかいう バラ色論を 打ち上げるのは
日下公人さんとか きわめて 少数
でも たいてい 少数派の 言うとおりに なるから 
世の中 おもしろい
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