異常な生物を実験対象にしてしまった 放射線有害論

宮崎正弘

(読者の声2)先週、ミズーリ大学のラッキー博士の上掲論文のことをご案内しました。
・・・その後いくつか分かったことで重要と思われることをお知らせします。
ラッキー博士が異議を唱えているLNT(Linear No Treshold)(放射線の害は高レベルから低レベル、0に向かってのっぺりと連続している)は、1946年度のノーベル生理学・医学賞受賞者のH.J.マラー博士の仮説です。
マラー博士はショウジョウバエのオスへの放射線照射によってこの仮説を検証したのですが、とんでもない落とし穴がありました。
現代の細胞学では、我々の体内には何百というDNA修復酵素があり、1日当たり100万ものDNAの損傷を修復してことが分かっています。低線量放射線はこの修復酵素を刺激し、修復機能を強化し、免疫力を高める作用があることが明らかとなってきたわけです。
ではなぜ、マラー博士の実験ではこのことが分からなかったのかというと、何とショウジョウバエのオスの精子は「DNA修復力」を持たない極めてまれな例であったからなのです。
つまりこういう異常な生物を実験対象にしてしまったマラー博士の研究仮説の普遍性は「ゼロ」であることが今や分かったわけです。
現在でもこういう間違った陳腐な理論が「ノーベル賞」をもらったということで、学会と世界の世論(?)を支配しているというのがどうも実態であるようです。
ノーベル賞だろうがなんだろうが、間違っていることは間違っている、これが単純明快な真理だと思うのですが、如何でしょうか。
日本語訳をできるだけ早く皆さんにお届けしたいと思います。
(平成23年4月25日 茂木弘道)


(宮崎正弘のコメント)ノーベル賞なんて、「テロリスト」と言われた、かのアラファトも貰ったし、大江健三郎とか、金大中とか、受賞資格の疑わしい人々も。。。。。

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