トリウム溶融塩原子炉 素晴らしい原子炉

 

 
ノルウェーの造船大手Ulsteinは、トリウム溶融塩原子炉(MSR:Molten Salt Reactor)を搭載してクリーンで安全な電力を発電し、洋上で他船舶に電力供給できるコンセプト実験船「THOR」を発表した。一般的な軽水炉型原子炉と比較して、発電規模は小さいものの核燃料交換せずに長期間稼働でき、水冷機構が不要で原理的に炉心のメルトダウンを起こさないなど安全性が高いとされるMSRを活用する。将来を見据えたバッテリー駆動のゼロ・エミッション船舶に対して、電力を海上補給できる移動型充電ステーションを目指すとともに、救助や研究調査など長期航海を必要とする船舶のデザインにも展開できる。
 
トリウム原子炉は液体燃料だから原理的にメルトダウンが起きない。だってもともと燃料が固体じゃなくて溶けてるんだからね。
自動車のエンジンみたいに燃やす分だけ炉に溶けた燃料を注入するので原子炉が制御不能で暴走することもない。暴走しそうになったら燃料の注入を止めればいいのだ。
しかもトリウムはレアアースの副産物
ではなぜこんな素晴らしい原子炉が主流にならなかったのかというと、国連常任理事国の先進国では原子力エネルギーの利用は核兵器の開発とセットだから、原爆の原料が作れないトリウム核燃料サイクルはやる動機がでないのだ。レアアースの産出国である中共とインドは開発を進めているらしい。
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