日本の森林を どうする

まず　現状を知ろう

内田さんもね

陳胡痒
▼内田樹「売国奴安倍政権が成立させた林業の成長をめざすための法律こと国有林外資売り飛ばし法案が、日本の国有林を禿山にする」

っうかもう国有林を管理することが人的にも資金的にもできなくなっているんだけどな。
林業の作業を担っている森林組合はどこもかしこも人不足。和歌山見ても外国人だらけだよ。昔は元自衛隊とか刑務所出所した人とか結構働いていたけど。人不足で、給料が日給制だから雨がふったりした日は収入がない。蚊にさされながら下草刈りや枝打ち。当然事故で怪我することも多いんだよ。今は誰もなりたがらない。
もう林業なんて日本みたいな豊かな先進国では成り立たないんだよね。
国有林じやなくて民有林でも地主がどんどん不明になってしまっている。理由は相続で、登記の書き換えをしないし、事実上できないからだ。説明すると、相続があると代を重ねるうちに共有名義がどんどん増えていく。そしてサラリーマンが増えて転勤などで住所がどんどん入れ替わる。するとその山が誰の持ち物かわからなくなってしまうんだよ。それを避けようとすると測量して分筆登記をして境界線を引いてここからここまでは誰それのものという風にしないといけないけど、山の測量と杭打ちにはむちゃくちゃカネがかかる。その上、隣近所の地主との境界線の合意も必要だけど、その隣近所の地主が同じような理由で何十人もの共同名義になっていて、実印を全員分もらえないなんて当たり前なんだよ。そもそも土地の評価額が1000万の土地に600万ぐらいの費用かけて名義の書き換えなんてだれもしようと思わないよね。
つまりこの時点で民営地の山林ですら経営が成り立たなくなっている。それが国営ならなおさらのことで、実情を知らないやつはなんでもすぐに外資に売り飛ばされるとかいうけど、じゃあお前が買えよと言いたいよ。
無料でもあげたいと思っている山林オーナーなんていくらでもいるから。
山林なんて土地持っていても勝手に建物は建てられないし、利用価値なんて林業以外になにもない。国が持っていても道路や新幹線通すぐらいしか利用価値がない。そのくせ生えている木の管理責任だけは生じてくるんだ。