水泳以外の全スポーツは、見るのもやるのも嫌いな私。筋肉というものが発達するわけがありません。少しでも使うと、すぐ筋肉痛を起こします。そんな私にとって、湿布は必需品。ただ、湿布って結構高いんですよね。しかも、はがれたりするし、見える場所に貼っておくわけにもいかず。その問題を全て解消してくれるのが、この「アンメルツヨコヨコ」くん。素晴らしい商品です。
昨日はその液体を、ふくらはぎ、膝上、腰、背中、腕の付け根、腕…と、塗りまくりました。もちろん、スポーツをしたわけではありません。でも、スポーツ並みの体力消耗…
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原因は、楽器演奏。毎週日曜日、吹奏楽(アマチュア)をやっています。パートはパーカッション(打楽器)。運動神経のない人がやる楽器ではないのかもしれません。
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今入っている吹奏楽団の好きなところは、
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です。私の「入りたい吹奏楽団」基準をほとんどクリアしたのがこの団でした。
最初に聴いたのは、色々な団体が出演する演奏会。会場に響く音を聴いて、「入るならここにしよう!」と思いました。練習場所は、近いにこしたことはありません。楽器の分担は、人に指示されるのではなく、自分たちで決めたい。指揮者も団員も、一緒に音楽を創り上げていく仲間だから、あまりにもお近づきしがたいような人と美しいハーモニーは奏でにくい。私はこの団にずっといたいと思っていました。
ところが最近、そんな気持ちに陰りが出始めました。「基準をほとんどクリア」と書きましたが、最も重要な基準は「楽器を使って練習できる」でした。トライアングルからティンパニーまで、打楽器と名の付く楽器は数え切れないほどあります。ですから個人で所有することは不可能です。特に大型打楽器は、運搬すらままなりません。そして、大型打楽器こそ、実際にたたいて練習しなければ演奏できるようにはなりません。
しかし、この団にはそういった大型打楽器がいっさい無いのです。小型・中型打楽器しかない。そんな最大の難点をも呑んでしまうほどの魅力を感じて入団しました。
練習時に使えるのは小型・中型打楽器のみ。担当がティンパニーや鍵盤打楽器の時は、ひたすら譜面を追うことしかできません。高校時代、初めてスティックを握り、腕を上げるために必死で練習しました。大学時代、打楽器のお勉強もしました。けれど、楽器を触らずして上達するなど、プロだって無理な話です。
大型打楽器は普通、あっても1セットだけ。つまり、毎回楽器があったとしても、自分がそれを使って練習できるのは、パートの人数で割った時間だけです。その上、管楽器と違って、本番使う楽器は借用楽器であることが多く、練習時と全く違う楽器を使わなければなりません。必ずしもコンディションの良い楽器とは言えず、本番中にドッキリすることも多々あります。
「たたけば音が出る」と思われていそうな打楽器ですが、楽器があってもハンデの大きいパートなんです。週に1度の練習で能力を維持することは厳しい。それなのに、楽器を使って練習できなければ、それがつもりつもって管楽器との差が歴然としてしまうでしょう。ほとんど楽器で練習できずに演奏会に出るのが恐いのです。
長くなってしまいましたが、昨日はほとんどの楽器がそろっている桜美林大学が練習場所でした。秋の演奏会でやる曲は、打楽器が活躍する曲ばかり。本当は、私はこういう曲が好き。休符ばかり数える曲より、音数多い曲が好き。時に支えになり、時に主役になり、曲を盛り上げる打楽器。合奏していてすごく楽しかった。とりあえず次の演奏会は頑張ろうと思いました。
11月6日(日)、日野市民会館にお越し下さい。
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