ビーズ展

ダマスクマスク

おそらくミシンを持っている日本の全ご家庭でダブルガーゼのマスクを作るようになったと思うので、マスク職人としては表地非ダブルガーゼ系マスクに移行していく時期かもしれません。第2弾は「装うマスク」31枚仕上げました

今回最後の生地以外は全て、以前他の物を作ったハギレです。小さい生地で作れるマスク、使いたいハギレがたくさんある~裏側は肌触りや吸水性、通気性を考えてダブルガーゼを使っていますが、表地のダブルガーゼから解放されると生地はたくさんあるし、なんて自由で楽しいんでしょう

表裏ダブルガーゼだとどうしても全体のフォルムがふわっとしてしまうのですが、表地が普通の生地だとアイロンがピシッときまるので、きちんとした服装にも合うと思います


丁寧に柄合わせしたダマスクマスク


私も使っている半分無地は、仮面舞踏会みたいで楽しい気分になれるのでおススメ


1枚分だけしか取れるハギレがなかった、みんな大好き(?)モロッカン


若かりし頃に買った織り柄の素敵な生地、やっぱりマスクに仕立ててもステキ


おそらくシルクなのでくにゃっていますが肌触り良し


デザインや色が良くて気になって手に取るとコッカの生地だった、ということも多いのですが、やはりデザイナーズ生地だけあって、お高いechinoは仕立て映えします生地の持つ色力がすごい同じ生地のバッグを持っている方がつけたらかわいいだろうな~とか、いろんな色が入っているからどんな洋服にも合いそうだし、逆に差し色として使えそうなどと、作っていて楽しい妄想が止まりませんでした

手芸に少し詳しい方でしたら、「この生地商用ダメなんじゃなかった?」と思われるかもしれません。実は過去に販売された生地も含めて、キャラものとnani IRO以外は商用可となりました(ただしテキスタイルブランド名を表記しての販売はNG)。

しかし今回初めてechinoの生地を使ったのですが、水通ししたら濃いピンクがあちこちに色移りしてしまいました…結果、21枚中A品は8枚だけそれでも!B品を訳あり価格で出すと買って下さる方もいらっしゃるのでめげずに出品しました寛大な心の方の元にお嫁に行けたらいいな…


薄手ですが安全上接着芯は貼れないので、シングルガーゼを重ねてしっかりさせました


写真だとあまりわからないですが、絵の具で遊んだみたいになっています


当店の通常タイプを作るには足りなくて少しずつ残ったダブルガーゼのハギレたち、今回の型は取れるので表に合わせてカラフルにしてみました私、裁断とコバステッチが大好きなので、永遠にやっていられる…(で、大量に切りすぎる)


下糸の色を変えると濃い色はどうしても表に若干点々で見えてしまうので、勇気を出して黒にベージュで縫ってみましたきれいに縫えたので、上下1mmずつ控えられていて表から見えないというこの型紙の美しさが際立ちました

美しいマスクをその日の気分やファッションに合わせて選んでおしゃれに装う、これからはそんな時代になると思います。これから暑い季節になるので、化学繊維でできていて水分が吸収されない市販の使い捨てマスクよりも、天然素材でできた手づくりマスクの方が快適なハズ。素敵な布で作るこだわりマスクが「新しい生活様式」の1アイテムになると思います。

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