ビーズ展

バス停での並び方


ここに引っ越してきてから、すごくおかしいと思っていることがあります。それは、バス停での並び方。今まで、バス停では上の図のように並ぶものだと思っていましたし、大人も子どももそのように並んでいました。標識の右に、来た人からつめて並んでいきます。



ところが最寄りのバス停では上の図のように並んでいます。来た人から好きな場所に並び、バスが来たら暗黙の了解で並んだ順で乗ります。歩道の道幅いっぱい、好きな場所に立っているので通行人にとって邪魔だし、各々が間隔をあけ過ぎているので後から並んだ人ほどバスに乗る直前の移動距離が長くなり、その距離を急いで移動しなければなりません何より、自分はあの人の次に乗るんだ、と覚えておかなければならないのがバカバカしい



さらに、夫が使う駅ではこのように並んでいるそうです。雨が降っていても、屋根の下に入れる人は少数。どうやら駅が左手にあるからこのようになっているようです。

このように並び方が乱れているのには、街の歴史があるのではないかと私は思っています。古い街は道が狭いけれど、その分人に気を遣って歩くし、昔からのルールが受け継がれていく。けれど、新しい街は道幅が広く作られていて、人にぶつかりそうになることもなく、好きなように歩ける。「バス停ではこう並ぶんだよ」と教えてくれるおじいちゃんおばあちゃんがいないし、近所のおじさん、おばさんとのつながりもない。

個人の自由と社会の秩序。どちらも守られるべきものだけれど、せめてバス停で並ぶ時ぐらいは整列しても良いのではないでしょうか?

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