在自体が微妙

2017-05-26 11:58:35 | 日記

と言っているミユキの目は座っており大腸癌 標靶藥、どうやら真っ直ぐに立ててもいないようだ。
ああ、なんか彼女大分酔ってるみたいでねえ。
後は頼むよ?トオルくん」
と言ってホンジョウはミユキの肩を持ち上げ、そのままバトンを渡すかのようにトオルの肩に彼女を抱かせる。
おい?
ミユキ!
大丈夫かよ?」
へ~き、へ~き、たいりょうはかいへ~きってなもんだ」
とわけのわからないことをミユキは口ずさんでいる。
まいったなあ。
泥酔だな、こりゃあ」

トゥース!」
と言ってトオルに肩を抱かれながら、スーツ姿の今風OL美人がリビングに登場する。
トゥース」
とハマグチもそれに応える。
ありゃあ、大分いっちゃってるよ、この娘???、カワイイのに」
とマキも呆れ顔だ。
すいません。
あの、友人のミユキです」
とトオルが顔を引きつらせながらみんなにミユキを紹介する。
トオル?
何謝ってんの?
あたし?あたしがなんか迷惑かけてるのかっつう???、かっつうねえ?」
とミユキはご機嫌な笑顔でその部屋のみんなの顔を見回す。
おお、よろしく~。
俺がここにトオルと住んでるナカバヤシ。
それで、マキとハマグチ」
とナカバヤシがふたりを指差してミユキに紹介する。
ああ、どうもうちのトオルがいつもご迷惑かけておりまする。
ってうちのトオルでもないわなあ、ないわ癌症食療なあ」
とミユキが言う横でトオルが顔をしかめている。
ねえねえ、みゆきちゃんって、トオルくんの元カノなんだって?」
とマキが興味津々の笑顔でミユキに向かって話し掛ける。
元カノって?コイツの元カノってのもねえ???、どうなんでしょうねえ?
微妙ですよね?微妙!」
とミユキの呂律が回っていない。
おい、微妙って言われてるよ、トオルくん」
とハマグチがちゃかす。
この人はもう、存在自体が微妙って言うか?はっきりしないって言うか?ダメ男ですよ。
だ?め?お」
とミユキのトオル批判は手厳しい。
はあ、どの辺がまたダメ男なんでしょう?」
とナカバヤシも調子に乗ってそう突っ込む。
好きか?嫌いか?
ねえ!はっきりしないんだ!コイツはいつも。
なんかカッコ付けて、『別にぼくは、むにゃむにゃむにゃ』とかなんとか言っちゃってさあ」
ちょっと!
オマエ酔ってるよ!」
あら、トオル?
あたしのこと嫌いなの?」
何言ってんだよもう、ほら水!」
と言ってトオルはコップの水をミユキに手渡す。
ああ、ごくろう」
と言ってミユキはその水を一気に飲み干した。
ふざけんなって」
とさすがのトオルもややキレ気味の模様。
ミユキはリビングのソファに腰を掛け、タイトミニのスカートからすらりと伸びたナマ足をだらりと床に伸ばしている。
ハマグチ の目がそちらに釘付けになってるのをマキが発見し、ハマグチの脳天を軽く小突く。