【死にゆく者の祈り】を読みました。
推理小説としては、お坊さんが事件を解決するという珍しい物語でした。
刑務所で【教誨師】として訪れた僧侶が囚人の一人を見てから物語が始まります。
その囚人は裁判で死刑が確定した死刑囚であり、かつての親友でした。
「そんなはずはない」という思いで、事件を洗い直すことになります。
その過程で。いろんな人の協力を得ながら、真相に近づいていきます。
私は読み進める中で、『冤罪』と願いましたが、[そうではないのかな]と思う場面もありました。それから、法務大臣がその死刑囚に死刑執行命令書にサインしたという場面もありました。
その絶対絶命時をどうやって乗り切るのか、ハラハラドキドキしながら、あっという間に
読み進めました。結末は書きませんが、素晴らしい小説だと思います。
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