三住(みすみ)ブログ

仙台市の長命ヶ丘で不動産会社のブログ。
アパート、マンション、貸家やお客様の声、何より印象に残った出会と感謝を綴る

ちとひどい事がありました。

2011-10-22 | 日記

今日の仙台は雨、のち小雨、今は曇り

 

明るいブログを目指していますが、

今日、あまりにひどいことが有ったので、ここに書きます。

私は、一般の方は不動産とその慣習の知識がなく、また不慣れなので腹を立てることはありませんが、今回、不動産業者が相手であり、皆さんも気を付けていただきたいので、書くことにしました。

 

今日、当社の管理物件のオーナー様からご連絡が、

不動産会社から手紙が来たとのこと。内容は

「管理物件の一段低い土地の売買があり、その購入者が境界の側溝が自分の所にあるので、管理物件の方に新設して欲しいとのこと」

 

慣習では、

「上の土地の人は擁壁を作る。その擁壁のおかげで、下の人はがけ崩れの心配なく家が建てられるし、仙台の条例では、RC擁壁で防護していない場合、がけ頂点からの60°の傾斜で降ろした範囲に家は建てていけないことになっている。つまり上の土地の人が擁壁を作るおかげで、下の土地の人にも用益がある。だからと言って、下の土地の人にお金を請求することはない。(下の土地の方が新築等の事情が有り、RC擁壁たてを希望する場合は、下の人が下の土地側の境界に擁壁を作る場合もあります。)」

「土地の上の方は特段の雨水対策を行う慣習は有りません。水は高いところから低いところに流れますし、擁壁にも浸透した雨水を逃す穴が必ずあります。通常擁壁は敷地ぎりぎりに作ります。どうしたって、雨水は低い隣地に行きます。低い土地の方は、自己の土地の敷地管理の範囲で側溝を回したりする」のが通常の常識です。

 

ずいぶん、慣習を無視した的外れなことを言うな・・・と思って、オーナーの代わりに不動産会社に電話しました。

 

その電話で、相手の不動産会社の方は、

「昔は下の土地の人が側溝を設置したが、今は上の土地の人が側溝を設置するのが常識です。」

とウソを言って、説得にかかってきた。

 

私は、不動産業者で知識と経験が有りますが、これが何も知らない一般の方がその説得で大変な思いをするかも知れないと思いうと非常に腹がたちました。

この場合、不動産業者として有るべき対応は、良識や慣習や常識を買主に説明することであり、適当なウソを言って、他の人を犠牲にしてまで、お客さんの得を取ることではないと思います。

これが通用するのであれば、ゴネ得の社会で、そこらでもめ事が発生します。

 

この相手方の不動産会社はわりと大きな会社さんだっただけに残念です。

この業界が社会性を持った業界になっていただくことを願い、頑張ります。

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「前より元気な仙台に!!」

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