
東京都S区のシェアハウスに入居している太田歩さん(仮名・女性)からの体験談です。
※写真はイメージです。

太田さんは地方で1人暮らしをしていました。しかし視覚障害もあり年齢を重ねるごとに日常生活が大変になってきたのです。
以前、東京都S区に住んでいる知人 江藤知子(仮名・女性)さんから自分が経営しているシェアハウスに空きがあるので住まいかと何度か誘われていたことを思い出し連絡をしてみることにしました。
シェアハウスについて詳しい話を聞こうとしたのですが「それは入居してからでも大丈夫だから」とあまり話してはもらえません。
長年の付き合いもあるし、個性的な人柄ではあるけれど根は悪い人ではないと思っていたので少し引っ掛かりを感じましたが江藤さんの好意を受けることにしました。
入居後しばらくして、太田さんはその引っ掛かりを感じた時によく考えていればと後悔することになります。
シェアハウスは1階が共同利用のリビング兼キッチン、バス、トイレ等があり2階は各入居者の個室部屋(約20室)となっていました。

入居後、周辺の銀行や郵便局等の場所がどの辺にあるのか江藤さんに尋ねます。
しかし江藤さんは「あそこの道を横に曲がって、こう行ってこう行けば郵便局だから」と視覚障害を持つ太田さんに無神経な説明を繰り返すのでした。
太田さんはもう少し具体的に説明してもらわないと視覚障害があるので分からないと言うと江藤さんは逆ギレを起こし「なんで分からないの!」と怒鳴ってその場を立ち去ったのです。
仕方なく後日頼んでいたヘルパーさんに詳しく教えてもらいました。
江藤さんの人柄が個性的なのは知っていましたがここまで酷かったとは驚きです。
太田さんは多少のことはと、この事については黙っていることにしました。
太田さんのシェアハウスでの苦難はまだ始まったばかりです。