東日本大震災の起きた春に私と10人の仲間は点字図書館の講習を終えて専属のボランティアになった。それから11年、大分慣れて中堅のポジションに落ち着き、自分の名前のついた作品も出来てきた。10人の仲間も1人減り、2人減り数人になったが、お互い協力して活動してきた。その中の兄貴分のN氏が、体調を崩してしばらくお休みに。お正月に、どうしてますかー?と年賀状書いたら、バッチリ返事が返ってきて、ぼちぼち頑張りますわ!とか言ってた。
昨日、仕事をしていたらボランティアの先輩からのメールが携帯に。
N氏の逝去を知らせる内容だった。
仕事してても放心状態、心ここにあらずで、早々に家に返って座った。
緑が濃くなってきた庭に、白い沙羅の花が咲いていた。胸の中にぽっかり穴が空いた気持ちって、こーゆーのかな。