黒の空間で男は
『まだ盗み聞きが出来るとでも思っているのかかな時空人ララ』
男はフードを取りその鱗に覆われた蛇の様な顔を現した。
『まるでとは?』
ララはまるで今までも会話していたかの様に
『全く相変わらず』
どうやら2人は知り合いの様だ。
『また、時空への干渉だと言うのか』
彼は声のする方に向いて話しかける。
『まあ、そうだな、命を救われた、身としては、言い難いがそうだ。勿論恩を、忘れてはいないが、仕事だから、』
『で、邪魔するのか』
『仕事なので、形の上はね、』
『お前も大変だな』
『お互いにな、』
再び2人は無言になり後は何も発しなかった。
一方エレガ達は宿屋屋の食堂で朝食を囲んでいた。
アカネは見とれミャーは笑っている。
だってエレガの前から食物が少しずつ消えていくのだから、その間エレガは何もしていない。
『凄い』
アカネは素直な感想を漏らした。
だが周りは別の事で騒いだ
『卵が食事しながら喋ってる』
こちらでも卵顔は珍しいらしい。
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