宮城の作家希望

作品など

10、大聖女様の考え

2020-10-02 11:14:00 | 小説
『魔力は充分だが思い通りには使えないか』
闇の中で男は呟いた。
『まるで、、』

朝エレガはブルリと震えて目覚めた。
『ミャー、エレガ起こして朝ごはん行くよ』
『それは名前か』
その間に、女の子の服をパジャマから赤いワンピースに変えた。

女の子は嬉しそうだ。
それにしてもあの杖は何でもありか、アカネが器用なのか確かに魔力は高い方だ。
大聖女様が見込んだ相手なら当然か⁈

殺風景だった部屋に花が咲いている壁一面に
ミャーは嬉しそうにハシャグその度に新しい花が咲いては消えていく。
魔力の無駄遣いを注意しかけてエレガは気づいた自分と同じタイプだとアカネも無意識なのだ魔力も消費していない。

更には杖からの魔力補充が
この力はまさに大聖女様以外には考えられない何の為に、こんな力を人間に与えたのか
『大聖女様は何をするつもりで』
『心さんの考える事は誰にも分からない』
エレガの漏らした言葉にアカネが答えた。



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