もんもんは徒然なるままに。

気の向くまま。私らしく生きたい、もんもんの日常と趣味。

人生、日々勉強っすね(笑)

リカーシブル 米澤穂信

2014-05-17 17:56:10 | 感想
彼氏が勉強している間、私も読書してみたり(^^)暇なんで(・д・)もともと読むのも好きだけどね!


と、云うわけで。

ずっーと読みたいなとは思ってたけど、落ち着いて読む時間がなくて保留されていたリカーシブル。

米澤穂信さんの作品はわりと好きです。古典部シリーズや小市民シリーズも読みました(`・ω・´)
ちょっと苦い感じがたまらないですよね!(笑)

このリカーシブルももちろん苦い感じはするんだろうなーとは思ってて。
でも、タマナヒメ話がホントなのか?!ホントに弟は未来が見えてるのか?!コレは不思議系の話なのか?!

って呼んでたら、非現実的ではあるけど不思議話まではいかない現実的な感じでしたねー。


お母さんとの離婚話のやりとりが、やっぱり人間の本質というか。それが普通なのかなーとか。でも、なんだかやっぱり不気味な感じがして。

自分が民俗学系の勉強を多少したせいもあるとは思うのですが、こうした閉鎖的コミュニティーってやっぱり怖いなって思います。
今でこそ、お互いの村社会的繋がりは稀薄になってきてそんなことは起こりえないとは思いますが。。。

一昔前なら普通にあり得たと思うし、大なり小なり似たようなやってたんだろうな~って。
人間の感覚って変わっていくものだけど、学校でのよそ者に対する妙な団結力とかは現代においても同じだろうし。
こわっっっ(゜Д゜)

って思いながら読んでました~(笑)


私は最後苦さ満点で、この兄弟殺されるかなとすら思ったのですが(笑)
血がつながらないながらも生まれた兄弟愛に、多少救われる感じのラストで良かったです(^^)

まぁ、描かれない彼女たちの行く末は明るいものではないんだろうけど。。。