「燃」別館

限定メール、コレクションの公開

ファンタジー

2012-10-03 17:00:00 | 雑談
ある「燃えよ剣」ファンの方に送ったファンタジーです。
ネット友達で古くからの「燃えよ剣」ファンなら、みな同じような気がします(笑)。

☆           ☆

ある、青年少年少女の集まりに出くわした、二人の男女SとT。
お互いが、「燃えよ剣」と「三国志」が好きなことを知って、二人はしゃべり続け、気がつけば、日も落ち、回りに誰もいなくなっていたのです。
でも、誰か忘れたケーキを見つけて夜食代わりに食べて、一息ついて、なお二人のおしゃべりは続いていったのです。
男のSは、19歳で、男子高出身で、理科系の大学生であるS。
彼は、女性の扱いには慣れておりません。
また史学科をめざす高校生の少女Tも、いままで女性同士との会話しかせず、年上の男性と話したことなかったのです。
でも、二人はその時、お互いが異性で、年の差を、全く意識していませんでした。
延々と続いた、ふたりのおしゃべりは、翌日年齢不詳の人が、二人の前に現れて、彼と彼女に家に帰りを促したのです。
彼らは、時間を忘れておしゃべりしていたようです。
二人は帰途につき、それぞれの家に帰り、親たちから心配の声を聞き、あのおしゃべりの相手が、異性の人と初めて認識したのです。
SもTも、もう一度再会して、話したいと思いました。
残念なことに、二人とも、お互いの名前を知らなかったのです。当然でしょう、相手が異性であることも気づいていなかったのですから。
それから、40数年たち、それぞれの人生を歩んでいた、二人ですが、「燃えよ剣」「三国志」の好きな思いは、変ることなかったのです。
「燃えよ剣」の好きなYさんが、東京から、大阪に来るということで、偶然、Yさんの友人であったSとTもその歓迎会に参加しました。会が進んで話が盛り上がって、二人は遠い過去に、一夜をあかした人があったことを思い出し、会が終わってから、二人はメールを交換して、あの時の相手だったが、今のSとTだったことがわかったのでした。
なつかしい、一夜を思い出し、二人とも嬉しくなったのはいうまでもありません。

☆           ☆
Sのおしゃべりグセは、今の私そのものですね(笑)。
Yさん、Tさんのモデルの方もビデオが高価だったので、テレビから、カセットに録音した経験をお持ち、当然私もですね。

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