八番 湯の元聖観音
走り湯に こころのあかをすすぎては
うちとも浄き 身とは成るらん 武親
世のちりと 心のあかを走り湯に
すすぎて浄き 身となりぬべし 美辰
八番 湯の元聖観音
走り湯に こころのあかをすすぎては
うちとも浄き 身とは成るらん 武親
世のちりと 心のあかを走り湯に
すすぎて浄き 身となりぬべし 美辰
十番 瀬原聖観音
天津風 はらひ捨てたる山のはの
月より西に雲もかからず 武親
のりの道 ここに旅寝の手枕に
ひとよしばしの 夢もむすばん 美辰