八番 湯の元聖観音
走り湯に こころのあかをすすぎては
うちとも浄き 身とは成るらん 武親
世のちりと 心のあかを走り湯に
すすぎて浄き 身となりぬべし 美辰
八番 湯の元聖観音
走り湯に こころのあかをすすぎては
うちとも浄き 身とは成るらん 武親
世のちりと 心のあかを走り湯に
すすぎて浄き 身となりぬべし 美辰
十番 瀬原聖観音
天津風 はらひ捨てたる山のはの
月より西に雲もかからず 武親
のりの道 ここに旅寝の手枕に
ひとよしばしの 夢もむすばん 美辰
四番 三日原聖観音
月影の けふ出初むる みかの原
はるかに照らせ ながきよの闇 武親
宵の間の 月もくもらぬ三かの原
わけ行く道の 末ぞ妙なる 美辰
五番 鵜口十一面観音
彼の岸も 近き渡りになりにけり
ちかひの舟に のりをえぬれば 武親
誓ひあれば 水も濁らぬ渡り川
清きながれに うき浪もなし 美辰
二番 境内つづきの六地蔵
三番 矢瀬が津留十一面観音 水がとても、きれいでした。
世のわざは 夢の間のたはふれと
思い捨てつつ 法を求めよ 武親
やま河の せぜの流れにかけ留めて
月も宿かる あきのよなかを 美辰