娘は耳が聴こえない。
よく、通りすがりのおばちゃんとかに、
「かわいいねー」
とか、言われて、嬉しかったりします。
でも、娘は聴こえないので、
無視してたり、いきなり触られると怒ります。
だってなに言ってるか聴こえないから。
だから、急に詰め寄られてる感覚になるんだろうな。
なので、あらかじめ説明をします。
「この子、耳が聴こえてないんですよ」って。
そしたら、大抵の人は、
「そうなんですねー」
とか
「それは大変だねー」
とかなんですが、
中には、
「それはかわいそうに」
とか、言われます。
この間は、
「この子の笑顔を取り戻すためにがんばってね」
なんて言われちゃったこともありました(笑)
もう、訳がわかんないです(笑)
いつも3人で遊んでゲラゲラ笑ってますけどー???
わらってないのは、あんただれや?と思ってるだけですよぉー。(笑)
もちろん悪気があっておっしゃっているわけではないので、噛みついたりはしないですが。。。。(笑)
なんか、
【障がいがある=不幸】
という考え方の人が多いのかなって、
そこからくる先入観から、
そういった発言が出てくるのかなって、そう思いました。
この間、とある車イスの方のお話を聞く機会がありました。
飲食店従業員の方の質問にこたえられていたのですが、
よかれと思ってやった行動は、決して全部正しいとは限らないとおっしゃってました。
例えば、
車イスの方の予約が入ったから、あらかじめ椅子を移動させておいて、車イスのお客様のスペースを空けておいた。
もちろん親切心からでてくる行動ですが、
これは、決して正しい行動とは限らないそうです。
車イスユーザーの方の中には、椅子に移動して食事をしたいかたもいらっしゃるのだとか。
知らなかった。
そう、知らないだけなのです。
色々な方がいらっしゃることを。
先入観を取っ払うには、
知ることなのかなって、
その時思いました。
うちの娘のことも、知らないだけ。
だからかわいそうとか思うのでしょう。
ちゃんとものもらったら、【ありがとう】言えるよ!
悪いことしちゃったら、【ごめんね】も言えるよ!
【楽しい】も、【ちょうだい】も、【暑い】も、【寒い】も、言えるよ!
手話を知らない人には伝わらないですが、でも言えるよ!
いろんな人がいてる。
もっと知れば、
それをもっと知ることができれば、
そして、それを行動やかたちにできれば、
世界はもっと優しくなるのかなって思いました。