4月も半分終わりました。
昨日ドライブ途中に見かけた八重桜がもうじき満開だったので
ちょっと立ち寄って写真を^^
昨年 花吹雪や電車と共に写真を撮った桜。
もう1年が経ったということを
いろんな場所の桜を見るたびに感じました。
1週間前、
県内のソメイヨシノが終わりを迎えかけた頃の地元紙コラムから。
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注釈なしに「桜」といえば、
多くの日本人が思い浮かべるのはソメイヨシノだろう。
日本で咲く桜の8割はこの品種とされる。
生育が早く、同じ時期に一斉に花開く。
江戸時代の終わりに植木屋が売り出すと人気を博し、
明治以降全国で大量に植えられた。
一方、数百の単位で存在した、
ほかの品種の桜は衰退していったという。
大正から昭和にかけ、
日本の桜の多様性を守るために尽力した英国人がいた。
阿部菜穂子著「チェリー・イングラム」(岩波書店)で教えられた。
園芸家のコリングウッド・イングラム氏(1880-1981年)は若いころ、
日本で見た多種多様な桜に魅了された。
ソメイヨシノの普及に危機感を覚えた彼は、
消えゆく品種を取り寄せ、英国の庭で育てて"保存"した。
後に、日本で絶滅したとみられた品種が
同氏の庭から日本に送られ、復活している。功績は大きい。
多様な桜を守ろうとした日本人もいたが、
少数の声はかき消されたという。
日本中を彩ったソメイヨシノは戦争中、国民の戦意高揚に使われた。
桜が多様性を失った時代、社会もひとつの色に染められた。
近くの公園でソメイヨシノが散り始めた。
ふと見ると公園内には濃い花色の別の品種もある。
これから見頃を迎えるようだ。
イングラム氏の業績を知ると、多様な桜にもっと目を向けたくなる。
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「山陽新聞・滴一滴」より
いろんな桜を愛でたいですね*.:('-'*)
来年もまたいろんな場所のいろんな桜に逢えることを願って