
現場直面の対応・・・
間違ってしまって仕方なくの音が出てしまった。
たとえば、今弾き始めたギターソロがブレだした・・・・。
そんな危うい状況のなか、なんとか持ちこたえる試みをする。
がしかし、違う音がでてしまった時、それはそれとしながら
本線に戻る。結果的に求める音と違う音を含めたフレーズが出来てしまう。
私ら・・ そんなことを年中やってますが、
コピーものでは、焦りとあいまってギターソロ失敗とあいなるわけです。
私も、アドリブのきっかけを得たのは、コピーものの失敗シーンからです。
本線とは違うものの、「え?? なんか違うけどまあまあいいかな?」みたいな。
メンバーに、「あれ?? ちょっと変えたんだ?? それもいいね」と言われ・・
「え?? まぁね~」とうそぶいたりして。
その失敗フレーズを友達にかっこいいといわれて、
後から自分のフレーズをコピーし直したりして。
フレット1つずれたのにこんなに違う・・・
あたりではないにしても、広義でセーフ。
そんなふうに1音入れ替えるだけでこんなに違う。
それからは、覚えたフレーズにどんどん試してみて、
使えるポジションを見つけていきました。
それが、ブロックスケールであることを知ったのは
1年後くらいだったでしょう。
大学の先輩に、部室で教えていただきました。
さて、前段が長くなりましたが、
この日の根岸くんのプライマルのギターソロは
それに近かったように感じました。
コピーからずれてしまった時に、音を切らさず
なんとか本線に戻ってこようとした結果、
「お!! アドリブかな?」と思わせるフレーズが顔を出しました。
もしかしたら「苦し紛れ」だったのかもしれませんが、
「結果 all right!!」でしたね。
演奏はとめない、あきらめない・・ だから苦し紛れということが
できる。はにかみそうな場面ですが、なんの・・恥ずかしくともなんともありません。
「ならは・・ こうしてやろう!!」と気丈な危機対応です。
はにかみは「ならば、ふふふ!!」という怪気炎の笑いに繋がるのです。
そして、柔軟性というものも見えてくるはずです。
これは、現場でなければ成し得ない貴重な体験です。
怪我の功名・・ ここにありでしたね。
そんなことを通して、ますます頼もしくなっていくのです。
これからの成長も考えれば、やっぱり、今の失敗はこれからの成功のもとですね。
森
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