SNSに疎い私がブログを開設するきっかけになった出来事を綴りたいと思います。
仕事も続かず、仕事から逃げるために結婚したのですが、結婚生活も育児も逃げ道だなんて
甘いものでは決してなく、戦いの日々。
そんな中で唯一の癒しが、図書館で本を読むことでした。
お気に入りのオガール図書館は地元でとれた生き生きとしたお花が座席の前の棚に飾られていて、
かわいい花瓶に入ってきれいな水にいけてあるお花を見ると乾いた心に水が染み込むような感覚になるのです。
館内には図書館ではめずらしく読書の邪魔にならない程度の文章に輝きを加えるような音楽が流れています。
表紙の絵や題名にひかれた本を手にとると、不思議とその時抱えていた問題に助言してくれるような文章に出会うことが多く助けられます。文章を読まずとも、手に取った瞬間の本のぬくもりや、表紙が持つ芸術性や手触り、本がそこに存在しているだけで人々の心の癒しになるのではないかと考えるようになりました。
本について学びたいと思っていた時、NHKカルチャースクールで『実例から学ぶ本づくりー自分の本を作るために大切なことー』と題して盛岡出版コミュニティー代表 栃内正行さんの講座があると知り、思いきって申し込み、受講しました。優しく紳士的な栃内さんのお話しはとても面白く、本づくりについて専門的な部分もふまえわかりやすく教えてくださいました。
自己紹介の際に、一緒に受講していた女性が、イキイキとgooブログに日記を書いていることを話していて、gooブログにアップしている自分の文章のコピーまで持ってきていて、とても誇らしげに楽しそうにしていたのです。私が『難しそうだ』というと『案外簡単にできますよ、書いてみたらいいんじゃないですか』と。その楽しげな姿にすっかりその気になり今日に至ります。しかも図書館の司書を経験なさっている方で、不思議なご縁を感じました。
またもうひとかた一緒に受講していた女性が『たったひとりのために伝えたい言葉を紡ぎつつけて一冊の本になった』例があると涙ながらに語っていました。素敵な大人のキャリアウーマン風女性が、他人の本の出版に対して、こんなに素敵できれいな涙を流すのかと、隣に座っているだけの私は心底感動しました。
世の中捨てたものではないなと思い知らされた素敵な講義でした。
今日からgooブログを始めます。私の住む盛岡の素敵を配信するとともに、大切な人に残したい言葉も綴っていきたいと思います。
暇つぶしに読んでいただけたら幸いです。
生まれてきてくれてありがとう。
世界一あいしているよ。
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