雨でもバイク
雪でもバイク
台風でもバイク
吹雪でもバイク
そんなアホな生活を毎週毎週30年近くも続けた凄い男が居たもんだ。
もうすぐ3月6日で小山さんの命日。
久々にモトラードハウス小山の面々が小山さんが愛した山小屋に集まって飲んだねー。
小山さんお気に入りのストーブ
歴史を物語る大先輩方
次から次へと出て来る「俺が全然知らない小山さん」の話。
俺の前ではいつでも「最強の百獣の王」だった小山さん。
実は弱いとこもヘタレなとこもたくさんあったらしいね!
菅生で肋骨6本折れた時は
さすがに泣いたらしいね!!(笑)
最後の最後まで小山さんと走り続けたミーちゃんケーちゃん夫妻。
ついこの間は
ニュージーランドまで走りに行って
現地のガイドにえらいビックリされたそう。
「ここ何十年もガイドをやってたけど、お前らみたいにここまで走れる奴は初めてだ」と。
「お前ら日本でどんなことしてるんだ?」との問いに
「リュックにガソリンと工具とノコギリ持って山の奥地を走るんだよー」と答えると‥
「日本にもそんなクレイジーな奴が居るのかーーー??!!!」
とエラいビックリされたそうな。
モトラードハウスコヤマは言わば
エクストリームバイクの
「虎の穴」
ここで何年も何年もしごかれた連中は楽勝で世界で通用する山技術を持っている。
しかもトップレベル。おそらく世界のどんな山でも地元の連中と互角で走れる。
鍛えに鍛え抜かれた「テダレ集団」「猛者」
小山さんの残してくれた物は大きい。
エンデューロのレースで日本トップレベルになった者
モトクロスにハマる派
山を走るのがとにかく好きで世界に走りに行く派
山が好きになって、登山やバックカントリースポーツにハマった者
とにかくバイクが好きでロードでもオフロードでもただひたすら走りたい派
いずれにしろそのスピリットにはコヤマイズムが流れている。
「楽しきゃ何でもいいんじゃねー??!」って小山さんは言いそうだ。
毎日毎日顔出しに行ってたお店で小山さんはいつも言ってたな‥。
「つとむくーん。なんか楽しい事ないかい??!!」と。
とにかく人生楽しみ抜いた小山さん。
メチャクチャしまくった小山さん。
ネットに書けないことしまくった小山さん。
伝説作りまくった小山さん。
絶対に人の悪口言わなかった小山さん。
いっつも楽しいこと考えてた小山さん。
飲んだ次の日はみんなで墓参り。
♪ そこに~~ わたしは、いません~~~♪
と秋川雅史の歌が聞こえてきそうだ。ここに居るわけ無ぇーもんな!
みんなで線香。
どう考えても多過ぎんべや!!
燃えてる燃えてる!!
ゴッホ!ゴホ!ゴホゴホ!
煙いっちゅーねん!
最後は墓に酒をガバガバ掛けてたな!!いいのか?!
さて小屋に戻ってバイク準備。
ハスクバーナーに
KTM
YZのスペシャルマシン
もちろん墓参りの後は、みんなで雪山アタック!
おいおい、何しとんねん
今日の雪はズブズブでめちゃくちゃ走りにくかった。
エンジンぶっ壊しそうになったのでおれだけ途中リタイア。
明日八幡平ハイクすっからこんなところで疲れるわけにイカン!!
雨にも負けず 雪にも負けず
台風にも 吹雪にも負けず
世間のヒンシュクにも貧乏にも負けぬ丈夫な心を持ち
一日に菊水1合とマイルドセブンが好きで
あらゆることをよく忘れ
人の話は右から左
小さなプレハブの山小屋で薪ストーブを炊き
北のバカが集まってくれば
南のバカも集まって来る
西で遭難してる者あれば笑って助け
東でやらかしてる者あれば爆笑する
日照りの夏は走り過ぎて熱中症になり
寒さの冬はモービルで氷の湖に落ち
仙台まで下道走って(歩道逆走)1時間半で着き
山に登っては怒られる
みんなのレジェンドとなり
死んでもやっぱり日本中からバカが集まって来る
褒められなくてもいいけどさ
みんなが喜んでくれる
そういうものに
わたしは
なりたい
小山さん、笑ってるだろうねぇ♪ヽ(*´ε`*)ノ
私は、あの日のしゃちょのお顔をうっすら覚えてるなぁ。
今年こそ旦那にトライアルちゃんとしてもらうぞ!目指せ筋肉復活!!
空の上から笑っていることでしょう。
あの日?3月6日?
全然覚えてないけど、会社の近く通ったっけ??
未だに悲しくもなんともない自分が不思議っす。
楽しいというか、この日はバイクの耐久テストみたいで、
モトクロスライダーとしてはしんどかった。
ずーーーーーーーっと高回転のまま時速10km??(笑)
小山さんが残したかったのは、きっとこうやって
「遊び続ける精神」なのでしょう。
バイクじゃなくてもなんでもいい「人生楽しんで欲しい」
ってことなんでしょうねー。
今日も笑って過ごしましょう。