投稿‐規制緩和に思う

　日本共産党明和支部が発行する「みんぽう明和」第91号（2016年4月号）に投稿された投稿を原文のまま掲載します。

投稿‐規制緩和に思う

　スマホなどを用いたヒッチハイクやお泊りに向けた法整備が議論されているそうです。

　お金の節約も考えて、同じ方向に向かう友人のクルマに乗せていってもらう。遠くに出かける際に、ホテルに泊まる代わりに友人の家に泊めてもらう。これは珍しいことではありません。

　通常はそんな便利な友達が見つかることはありませんが、便利なスマホアプリが導入されているところがあるそうです。

　自分の居場所と目的地を入力することで、わずかな謝礼で車に乗せて行ってくれる友人の友人、つまり見ず知らずの他人を見つけてくれるアプリだとか、目的地周辺で空いている部屋を安く貸してくれる友人の友人を探してくれるアプリだそうです。

　現在の日本では、これらは違法な「白タク行為」、「旅館営業法違反」に抵触するとして規制されています。

　ここまで聞くと規制緩和したほうが良いのではないかと思われがちです。しかし、安全上問題はないでしょうか。

　見ず知らずの他人のクルマに同乗したり部屋を借りた際に、事故やトラブルがあったときどうするのか。こういった疑問がでてきます。

　また、これらが一般的になると、公共交通やタクシー事業などで採算とれなくなり業者が撤退するなど不便が予想されます。

　政府の側からは規制緩和でよくなる面ばかり伝えられますが、懸念も伝え、国民みんなで議論する必要があると思います。

　ＳＤ

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