リストラをやめさせてほしい

　日本共産党明和支部が発行する「みんぽう明和」第79号（2013年1月号）に掲載された投稿をUPします。

投稿
リストラをやめさせて欲しい

　私にとって、将来の一番の不安はリストラされないで済むかどうかということです。

　２０１２年度には電機産業だけで、１３万人ものリストラが計画されています。
　１年前にはしっかり儲けていても、今年の業績が悪いと、今までの蓄えがあるにも関わらず、どうなるか分からないような状況です。

　この危機を何とかして欲しいと思う気持ちは多くの方が持っているのではないかと思います。

　そんな中、危機突破内閣と称する安倍首相は、経済の危機を何とかすると言っています。しかし、何とかする方向が間違っていると思います。

　経済を良くするとして牽引役の大企業を助けることが中心ですが、大企業の海外展開やリストラを助けて日本の経済が良くなるでしょうか。

　小泉内閣の時代はまがりなりにもセーフティーネットを用意することが掲げられていましたが、そのネットは穴だらけでした。今は、自己責任論が広がって、穴だらけのネットすら取り外されようとしています。

　私が働いている会社では、１５年ぐらい前から、社員同士の切磋琢磨を高めて競争力を高めることを掲げて成果主義賃金制度を熱心に進めてきました。

　競い合いを強化して、弱いところは切り捨てて、どうなったでしょうか。
　ずいぶんと日本企業は衰退してしまったのではないでしょうか。

　８０年代末、日本がバブルを謳歌していた時は、「企業の業績が悪くなっても首切りをしないから、社員の力が強くなる」と豪語していました。

　今では「すぐリストラするから力が弱いんだ」と言いたくなる状況です。
　政治の力でリストラをやめさせて欲しいと思います。

　今年の参議院議員選挙、共産党の躍進を期待しています。 
　  ＳＷ

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