12日午後2時元郷南小学校は洪水避難指定場所ではないのですが、避難所開設を決定しました。昭和32年の狩野川台風で元郷地区は芝川の決壊で洪水に見舞われた多くの高齢者がおり、今回は大型の台風という事で川口市も避難準備、指示など、ところにより甚大な被害が出ると判断していたようです。午後3時ごろには高齢者を中心に避難してくる人が増えてきました。午後5時なると100名を越え、非常食など避難してくる人の受け入れ態勢を行いました。午後7時には200名を超えていました。元南小は体育館が1階にあり、洪水が発生すると浸水することになるので、事前に情報を入手することが非常に重要でした。停電もなく上階に上がるのに要介護者をエレベーターで運ぶことも考慮して30~40分で完了する態勢となっていたようです。幸い、荒川が危険水位区達したものの、近隣の芝川も水位が比較的安定しており、午後8時には台風が通過して、11時過ぎには自宅に帰る人が増えてきました。明け方5時には80%の人たちが自宅に帰ってゆきました。川口市で死者が出たことがなく安心しましたが、今回の避難で多くのことを学び、次回避難する状況になった時大いに参考なりました。