

木曜日
キュリー夫人を語る12
◇ 創価女子短期大学 特別文化講座 キュリー夫人を語る 2008-2-8
「ああ! 女子学生の青春は 早瀬のようにすぎていく
まわりの若者たちはつねに新しい情熱で
安易な楽しみに 走るばかり!
孤独のなかで
彼女は生きる 手さぐりしながら けれど幸せに満ちて
屋根裏の部屋で 思いは燃え
心ははてしなく 広がっていくから」
(前掲、河野万里子訳)
これは、マリー・キュリーが、母国語のポーランド語で書いた詩の一節です。
姉のブローニャは医師の免許をとり、パリでポーランド人男性と結婚していました。
パリで留学生活を開始したマリーは、当初、姉夫婦と一緒に暮らしましたが、勉学に専念できる環境を求めて、大学に近いカルチェ・ラタン(学生街)で一人暮らしを始めます。
1989年の6月、私は、創価大学と教育交流を結んだパリ第5大学を訪問し、オキエ学長らの温かき歓迎をいただきました。
多くの英才たちとも語り合いました。
カルチェ・ラタンの街並みを、青年とともに歩いたのも、思い出深いひとときとなりました。
ちなみに、今日の「パリ大学」とは、フランスのパリを中心に存在する13の大学の総称です。
このうち、パリ第6大学は、現在、キュリー夫妻の名前を冠して、「ピエール・エ・マリー・キュリー大学」と呼ばれています。
「今までの百倍、千倍の勉強を!」
一、希望にあふれて、パリでの勉強を始めたマリーでしたが、思わぬ壁にぶつかりました。
フランス語には十分な自信があったのですが、実際に講義を受けてみると、聞き取れなかったり、ついていけなかったりすることが、たびたびあった。
わが留学生の皆さんの苦労にも通ずることでしょう。
さらに、自分なりに積み重ねてきた独学の知識が、同級生たちに比べて、あまりにも貧弱であることがわかってきました。
しかし、そのようなことで、くよくよと落ち込んでいるマリーではありませんでした。
勉強が足りない? では、もっと勉強すればいい!
まだ足りない? では、もっともっと勉強すればいい!
今までの十倍、百倍、いや、千倍も!
一人暮らしを始めたマリーは、きっぱりと「千倍も猛勉強している」
(前掲、田中京子訳)と書いています。
撰時抄273p
一には念仏宗は日本国に充満して四衆の口あそびとす、
二に禅宗は三衣一鉢の大慢の比丘の四海に充満して一天の明導とをもへり、
三に真言宗は又彼等の二宗にはにるべくもなし
叡山・東寺・七寺・園城或は官主或は御室或は或は検校なり
かの内侍所の神鏡燼灰となりしかども
大日如来の宝印を仏鏡とたのみ宝剣西海に入りしかども
五大尊をもつて国敵を切らんと思へり、
此等の堅固の信心は設い劫石はひすらぐとも・
かたぶくべしとはみへず大地は反覆すとも疑心をこりがたし、
彼の天台大師の南北をせめ給いし時も
此の宗はいまだわたらず
此の伝教大師の六宗をしゑたげ給いし時ももれぬ、
かたがたの強敵をまぬがれてかへつて大法をかすめ失う、
其の上伝教大師の御弟子・慈覚大師・此の宗をとりたてて
叡山の天台宗をかすめをとして一向真言宗になししかば
此の人には誰の人か敵をなすべき、
かかる僻見のたよりをえて弘法大師の邪義をも
とがむる人もなし、