昨年から本格的に活動を再開して少し話題になっている小沢健二さん。オザケンファンにとって名曲中の名曲、ファーストアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」に収録された「天使たちのシーン」は13分の長い曲。ここまで深く内容のある詞は他になかなかないかなと思います。万物の理を表す描写があり、人間の生きる意味をオザケンなりに表し、そこにさらに合った音楽がついてるからすごいなあ、表現が高まっているよね。
自然の営みの中で人々が生きていて、春夏秋冬季節が巡り、命が巡る中、大きな宇宙の中で同じ地球で同じルール(法則)の中に一緒にいるという感じがこの曲を聞くと体感できるでしょう。
最後に「神様を信じる強さを僕に、生きることを諦めてしまわぬように、にぎやかな場所でかかり続けている音楽に僕はずっと耳を傾けている」と結ぶ。自分が音楽をやっていく意味はそこにあるという小沢さんの意思表示ではないかとなうなうさん(英文学非常勤講師のユーチューバーさん)も解説していました。ここでいう神様とはどんな神様なのか。小沢さんの曲に頻繁に出てくるのですが、アメリカ文学が好きで小さい頃からずっと読んでこられた影響があるのかなと思います。アメリカにはキリスト教文化があり、価値観の中に自然に神様の存在を感じて人たちがいる。そのように小沢さんには神様って普通にいる存在として感じられているのではないかと思います。
自然の営みの中で人々が生きていて、春夏秋冬季節が巡り、命が巡る中、大きな宇宙の中で同じ地球で同じルール(法則)の中に一緒にいるという感じがこの曲を聞くと体感できるでしょう。
最後に「神様を信じる強さを僕に、生きることを諦めてしまわぬように、にぎやかな場所でかかり続けている音楽に僕はずっと耳を傾けている」と結ぶ。自分が音楽をやっていく意味はそこにあるという小沢さんの意思表示ではないかとなうなうさん(英文学非常勤講師のユーチューバーさん)も解説していました。ここでいう神様とはどんな神様なのか。小沢さんの曲に頻繁に出てくるのですが、アメリカ文学が好きで小さい頃からずっと読んでこられた影響があるのかなと思います。アメリカにはキリスト教文化があり、価値観の中に自然に神様の存在を感じて人たちがいる。そのように小沢さんには神様って普通にいる存在として感じられているのではないかと思います。
初めて聞いたとき、世の中でこんな風に孤独を感じながら生きている人がいるのだと衝撃を受けたし(もちろんいると思うけどはっきりとした実感としては感じにくい)、なんのために生きているのかもわからず、孤独の中で生きていくのをあきらめたくなる、そんな夜を過ごしている人が他にもいるのだと嬉しかった一節でした。これオープンにするのすごい勇気がいることだったと思います。人間の闇の部分に触れ勇気を出して一緒に生きて行こうとしている仲間のように感じました。そして私も神様を信じたいと思いました。オザケンありがとう。
また表現としては日本の俳句や和歌のような詞に感じられました。自然と対話し、生き方を歌で読むような日本的な表現方法がとても好きです。以下私の好きな部分を抜粋してます。興味があれば読んでみてください。
「天使たちのシーン」
いつか誰もが花を愛し歌を歌い 返事じゃない言葉をしゃべりだすのなら
何千回ものなだらかに過ぎた季節が僕にとっても愛おしく思えてくる
金色の穂をつけたかれゆく草が 風の中で吹き飛ばされるのを待ってる
何千回ものなだらかに過ぎた季節が僕にとっても愛おしく思えてくる
金色の穂をつけたかれゆく草が 風の中で吹き飛ばされるのを待ってる
枯れ落ちた木の間に空がひらけ 遠く近く星がいくつでも見えるよ
冷たい夜を過ごす あたたかな火ををともそう
暗い道を歩く 明るい光をともそう
毎日のささやかな思いを重ね 本当の言葉をつむいでる僕は
生命の熱をまっすぐに放つように 雪を払い跳ね上がる枝を見る
涙流さぬまま 寒い冬を過ごそう 凍えないようにして本当の扉を開けよう!カモン!
月は今明けてゆく空に消える
君や僕を繋いでる止まらないルール(法則) ずっと
神様を信じる強さを僕に 生きることを諦めてしまわぬように
にぎやかな場所でかかり続けている音楽に 僕はずっと耳を傾けている
月は今明けてゆく空に消える
君や僕を繋いでる止まらないルール(法則) ずっと
神様を信じる強さを僕に 生きることを諦めてしまわぬように
にぎやかな場所でかかり続けている音楽に 僕はずっと耳を傾けている
耳を傾けている 耳を傾けている
以下「天使たちのシーン」のなうなうさんの解説です↓これもご参考に。
以下「天使たちのシーン」のなうなうさんの解説です↓これもご参考に。
以下小沢さんのオリジナルです。
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