柵(しがらみ)でしかない。その柵の罠に嵌り、喘ぐ。喘ぎは何時しか、恨みとなり、責任に置き換え、己と他者を傷付ける。無い袖は振れず、背伸びは背伸びでしか無く、無いもの強請りは唯々我儘に。複利の呪縛に泥濘、自らを沼に嵌め、助けてとは是如何に。不思議、摩訶不思議。