東洋医学と漢方薬

最近注目されつつある分野についてまとめていこうと思う

東洋医学で活躍する漢方薬の役割とは

2022-06-24 12:11:48 | 漢方薬

東洋医学と漢方薬は、切っても切り離せない関係がある。漢方薬は身体の状態、悩みに合わせて生薬をブレンドして処方される。自然素材の生薬の力により、身体本来の自然治癒力を取り戻していくのが目的だ。例えば、香辛料を食べると身体が温かくなり、汗が出るという作用は漢方薬に近い。
同じ環境で生活している家族であっても、病気にかかりやすい人、かかりにくい人がいる。両者の違いは免疫力や自然治癒力の差であり、これらが低ければ病気のリスクが高く、逆に高ければリスクが低くなるのだ。
西洋医学は腹痛や胃痛、風邪といった症状を改善するのに適しているが、なんとなく体調が安定しない未病を解消するのは不得意となる。一方の漢方薬は特定の疾病に働きかけるものではなく、なんとなく頭が重たい、身体にだるさを感じる、集中力が続かないといった症状に働きかけるものだ。
以前であれば医療機関で受ける治療のほとんどは、西洋医学に基づくものだった。しかし、近年は東洋医学が見直されてきており、西洋医学と東洋医学を並行した治療を導入する医療機関も増えている。
なんとなく調子が悪く、医療機関で検査を受けても異常がないといった状況で活躍するのが漢方薬だ。漢方薬は健康食品と混同されやすいが、最大の違いは薬か食品かである。すでに体調が相当に崩れている状態では、健康食品やサプリメントでは対応できないことが多い。そうした状態では西洋医薬品を服用する前に、漢方薬を試してみるのも手だ。

※関連サイトはこちらから