ぴんとぐらす

Jazz Rock Photo & Essay

FOURPLAYフォープレイ@BLUE NOTE TOKYO

2013年02月28日 20時00分55秒 | LIVE
フォープレイの公演を観にブルーノートへ行って来ました!
でも今回はメンバーのハーヴィー・メイソン(ds)がアキレス手術の回復が遅れた為に来れなくなり
代わりにクラレンス・ペンが叩くことになった為
正式メンバーでの演奏ではなかったんですがそれはそれでとてもグレードの高いLIVEになったのです

僕としてはクラリス以外の3人は何度か体験したミュージシャンばかり
そこに未体験のクラリスがどんな味を加えてくれるかとても楽しみにしていました
クラリスは日本では小曽根真らと海外でも多才なミュージシャンと競演重ねてきたトップドラマーの一人です
見た感じはとてもシャイな感じで演奏も控えめな感じなんですが
出る所と抑える所を心得た人で
ノリに陶酔するタイプではなく
リズムの一音一音を大切にするタイプのドラマーです
僕はこのようなタイプのドラマーはツボなので
今回のフォープレーには大満足でした

ギターのチャックは先日行われたグラーミーに自身の曲がノミネートされていましたし
今回のステージでも相変わらず粋の良い演奏を聴かせてくれました
ボブさんも今回の来日中
“JAZZ JAPAN AWARD 2012”の授賞式に出席
東日本大震災以後、被災地の復興に寄与すべく継続的に行っているさまざまな活動に対して、“特別賞”が授与されました
日本の為に涙を流してくれた事と力を尽くしてくれたボブさんに感謝です

さて演奏終了後しょっとしたアクシデントがあったんです!

この写真(チャック・ローブのギター)をベースのネイザン・イーストが落としそうになって
目の前にいた僕がギターのボディーを受け止めました
そしてネイザンがギターのネックを僕がボディーを持つような体勢になって
そのまま2人でギターをスタンドに戻そうとしたんですが上手いかずあたふたと、、、、
まあ結局そのままネイザンがギター持って帰ったんですが
僕としてはチャックのギターに触れるはできるは
ネイザンとの初めての共同作業?に参加できるはで
なんか得した気分になれました

なにが起こるか分からないLIVEにも感謝です

ピーボ・ブライソンPEABO BRYSONwith special guest レジーナ・ベルREGINA BELLE LIVE!2

2013年02月05日 15時51分58秒 | LIVE
さて本題です!
ピーボさんマイクを持つ前にすでに汗だくになっておりまして
全員と握手にどれだけエネルギー使ってるか分かるのです
ですが歌い始めるとそのパワーは流石!!
心が震えます!
ボーカリストの肉声と云うのは丹誠込めて鍛えあげられた最上級の楽器なんですね
素晴らしいです!!

僕的にはスティングのセット・ゼム・フリーがツボでしたが
バラードは特に突き抜けていますねこの人は

ピーボさんは本当にお客さんを楽しませたいという心を持った人で
見ている人が最後には全員がピーボフリークになっていると思えるほど
そのサービス精神は凄いです!
アーティストだからと言ってステージから見下ろすような事は一切なく
自ら「私はあなた達のしもべです」と言ってしまうほど徹しています
MCも日本語で喋ろうと必死でステージの下はカンペがいっぱい貼付けてありました
それでもうまく読めない所もあって会場の笑いを誘っていましたが、、、

ある意味彼はグラミー賞を獲得した超一流ミュージシャンなんだから
多少は上目線でも全然いいんですけど彼はそうゆう事をしない
だからファンも多いんでしょうね
当然ですが女性のお客様へのサービスも流石でした
そんなわけで会場の7割ぐらいが女性でその多くがリピーターのお客様だったのも頷けます

さてレジーナですがだいぶ後半になってステージに呼び込まれました
ま、ゲスト扱いなので登場といてはそんなタイミングなんでしょう
そしていよいよピーボとデュエットが展開されるのかと思いきや
ピーボさんは退いてレジーナのソロステージが2曲ほど行われました
彼女は迫力のあるソールフルなボーカリストなんですね
太ももをバチバチ叩きながらひねり出すように歌う歌い方に圧倒されました

さてビーボさんが再登場していよいよホール・ニュー・ワールド!
会場に来ていたお客さんの小さなお子様を3名ほどステージに上げて
一緒に歌おうとしましたがお子様達は歌える兆しがなくて
微妙な感じで進行してしまいましたが
可愛かったのでそれはそれで良かったです

最後はまたビーボさん一人になって締めのエンディング!
そこでもピーボさん赤い花束を持ってきていて
ソレをファンにプレゼントするというサービスぶり
それってよくコンサートで目にする光景の逆なんだよね
この人のサービス精神はホント半端ないですわ

というわけでピーボさんに楽しませて頂いた私達は
幸せな面持ちで帰路についたのでありました

終わり





ピーボ・ブライソンPEABO BRYSONwith special guest レジーナ・ベルREGINA BELLE LIVE!

2013年02月03日 22時19分17秒 | LIVE
ピーボ・ブライソンがレジーナ・ベルをゲストに迎えてブルーノート東京でLIVEを行いました
この2人と言えばディズニー映画アラジンの主題歌
「ホール・ニュー・ワールド』!
この曲でグラミーにも輝いている2人です

ボーカリストが実力者なんだから
バックのメンバーも一流と期待して見ていたが
やっぱり上手い!!
ドラムのドゥワイト・スミスとギターのデレク・スコットはイントロダクションで気に入ってしまった
ベースのドゥワイト・ワトキンスは何とキーボードと両刀使いだったし
女性のキーボーディストのダイアナ・デンティーノは
CSIニューヨークのジョー・ダンビル役セーラ・ウォードに似ていたしコーラスの女性2人もいい感じ
、、、、て何で主人公ではなくてバックメンバーの話をしょっぱなからするかと言うと
エンターテイナーピーボさん登場するや否や客席すべてを回り観客全員と握手をしだしたんです

ブルーノート、キャパが小さい小屋だと言っても
300人ぐらいははいたんじゃないかな
LIVE前に観客全員と握手やハグをするアーティストは初めて見ましたよ
ホント、サービス精神の塊のような人です
おかげで歌う前に汗びっしょりで「アツイ!!」(日本語)を連発しておりました

全員と握手それだけで15分くらいは掛かったと思います

その間イントロダクションを弾き続けるバンドのメンバー
じっくり観させて頂きました!!!
僕もピーボさんと握手をしてもらいましてさあステージの始まりです
ですが続きはまた明日にしようかな( ^ω^ )

パティ・スミスPatti SmithLIVE オーチャードホール

2013年01月25日 19時15分07秒 | LIVE
渋谷でパティ・スミスを観て来ました!
女性ボーカリストとしては唯一"Spirit"でステージを作れる人 だと思います
まあジャニス・ジョプリンが生きていれば双璧だったかもしれませんが、、、

自分の持っている精神を何処までも貫くなんて事は中々出来ない事です
大体の人は一時(いっとき)スピリットを持ったとしても揺らいだりぼけたり霞んだりで
ソレを貫き通す事は容易に出来ない事など思うのです
彼女の一徹な姿勢はほんとリスペクトに値いします

ですから彼女の作る歌(曲)は現在のものも昔のものも同線上にあります
つまり古い、新しい、という区別でくくる事をしなくていいアーティストそれがパティなのです
うわべのものでなくスピリットで繋がっているファン達も素敵でカッコ良かったです

彼女については深く語れは語るほど自分が薄っぺらに思えてくるのでこのくらいにしておきます
素晴らしいLIVEをありがとう Patti !

アルバート・リー Albert Lee コットンクラブLIVE!

2013年01月15日 20時20分38秒 | LIVE
カントリーギターの名手アルバート・リーのLIVEに行って来ました!
2013年初LIVEです
実はこのLIVE一時は観るのを諦めていたのですが
ある事情で上京する事が出来たので
私用が済んだ後
ほぼ飛び込み状態でコットンクラブへ
11日9時からの2ndステージを観る事が出来ました
おまけにこのLIVEは今年の新成人はミュージックチャージ無料と言う
コットンクラグの粋なはからいで
娘を伴っての参戦となりました

アルバート・リーはイギリス人ですがアメリカンカントリーギターをポピュラーなスタイルで
世に広めた先駆者とされています
イギリス人がカントリーギター?と不思議に思うかもしれませんが
アメリカのブルースだって一番有名なギターリストはイギリス人のエリック・クラプトンなんですから
そう考えるとそれほどおかしな事ではないと思われます
アメリカのネイティブな音楽をイギリスのロックの支流にさらしてアレンジすると
ポピュラーになるというか売れるというかそんな流れはあるのではないでしょうか?
さてアルバートさん
僕は遅ればせながらクラプトン主催のクロスロードフェスティバルで知った分けでありまして
その時の異彩を放ったプレーが脳裏にこびりついてしまい何時か実際に観てみたいと思っていたわけです
今回そのプレーを目の前で観る事が出来て感激ひとしおという所ですが
そのプレースタイル、僕の見た範囲で少しだけお伝えしようと思います
ギターはMUSICMAN (ミュージックマン)のアルバート使用
ネックはローズネックでこの日はキャンディーレッドのボディー
これは多分だけどアルバートがローズ指板のネックをLIVEで使うのは珍しいんじゃないかと、、、
基本的にはピックを持って弾きますがピックを持っていない指もアルペジオ風に連動して動きます!
更に開放弦の音も取り入れる為濃厚な厚みのある音になり
ん?ギターリストは2人いるの?と思えるくらいです
バンジョー的なギタープレーとでも言えば良いのでしょうか
とにかくネックの上を指が駆け回ります
でもハードロックなどの早弾きスタイルとは全く違うんです
 
ピックアップセレクターはリアとフロントのリア寄りハープとフロント寄りハーフトーンを使用
単独のピックアップは使いませんでした
ストロークで弾くときはネックの付け根側で弾く時と
ブリッジエンド側で弾く時がありその微妙なニュアンスを使い分けているようでした
足元のエフェクターは一切無く唯一フェンダーアンプのリバーブ切り替えフッドペダルがありましが
それも使用する事はありませんでした
アンプから出るナチュラルリバーブの効いたクリーントーン一色ですが
音色を変えなくてもその表情は千変万化で
まさにスパーギターリストの名にふさわしい演奏です!
プレーされた曲想はハイテンポの曲想はらメローなものまで
カントリーと言えどもロックテイストが入っていてノリの良い心地よい曲ばかりです
それは体験しなければ分からないアルバートの世界だったのです
ちなみにギターを置いてキーボードをプレーした曲も2曲ありました
僕は最初から最後まで彼のギタープレーとボーカルに魅了され続けてしまいました


LIVEが終わった後サイン会があり娘と3人で写真も撮って頂きました
一言二言お話もしたりして素晴らしい体験が出来ました
娘も少しお話させて頂きましたがアルバートに「可愛い娘さんですね」と言ってもらって
親子共々舞い上がってしまいました
写真を撮るときもアルバートが自分の飲んでいたワインを写真に写らないように
テーブルの下に隠した事がなんとも優しい人柄を感じる事が出来て更に
ファンになってしまいました

このLIVE諦めなくて良かった~!としみじみ思う帰り道
満員の山の手線でサイン入りのポスターを必死に守る親子がいるのでありました

アルバート・リーLIVE映像! 今回のLIVEに近い雰囲気^^ ↓ ↓ ↓


ちなみにアルバートさん今年70歳になります!
カッコよすぎるよ~

リーダーがぶっ飛んでるとバンドもぶっ飛ぶ!ウィル・リーWill Lee@コットンクラブ

2012年11月30日 22時01分17秒 | LIVE
や~久々に心躍る楽しいLIVEだった!!

「リダーの資質」などという真面目な啓発本が
本屋の店先に並んでいるのをたまに見かける事があるが

バンドのリダーの資質がこれほどLIVEに反映された公演はないだろう

ウィル・リー
のっぽのオシャレさんベースト、トレードマークはピースマーク
若く見えるけど今年60歳になった引く手数多のベテランベーシスト
彼を初めて体験したのが今年の9月ブルーノートのボブ・ジェイムス公演
それから2ヶ月あまりで彼の初リーダーバンドを観れるとは!!!
メンバーはボブと同じフォープレーのメンバーでギターのチャック・ローブ
ドラムは9月のボブのバンドと同じMr.スティーブ・ガット
サポートにピアノ、キーボード、ピアニカのOli Rockbergerという若きピアニストと
楽器ならなんでもこなせるインド系アーティストGiulio Carmassi
この布陣、僕にとっても多分ウィルにとっても文句のつけ用の無い素晴らしいメンバー
演奏だって もしかして念入りなリハーサルして来たの?っと思えるくらい細部にわたって確立してた
ウィルにはもう一つ力の入る要因があって
それは来年本人にとって2枚目のソロアルバムが出るらしいのだ
セットリストの中にはそのアルバムSUMMERにおさめられろはずの曲も何曲か披露されました
ウィルはボーカルもなかなかのものでインストが多いLIVEと思いきや
サプライズ的な歌も良かったです

ときにTOTOでおなじみのジョージー・ポージーも演奏されたんですが
ガットの叩き出すグルーグ感溢れるリズムはジェフ・ポーカロのソレとかぶって
もう泣きそうでした
普通に叩くミドルテンポのビートにグループ感を感じるドラマーってそうそういないですからね
ガットが叩いたジョージー・ポージーはジェフ・ポーカロが宿っていました
この曲の最後のスタカート的な部分 今も思い出しても鳥肌が立っちゃいます

このLIVEウィルの考えた構成は最初盛り上げて途中では落ち着いたメーローな曲
そして後半の盛り上がりのレベルは観に来ていたお客さん全員の度肝を抜くぶっ飛んだものだったっんです
ウィルの所属していた24丁目バンドの曲あたりから盛り上がってきたと思えばついにはステージから降りて
客席を駆け回りお客さんとダンス、ソファーでジャンプ、手すりに登って弾きまくり、すれでも足りずに
ついには僕の座っていた席のテーブルの上にも登ってさらに弾きまくりしました
それもウィル一人ならまだしもチャック・ローブまでも、、、、
普段ダンディーなチャックさんフォープレーなんかではそんな事絶対しないですよね
しまいにはギターを倒してジミヘン張りなパフォーマンスまで、、、、、、
ガットさんは後ろでフルパワーで叩きながらもなんか嬉しそうなご様子で見ています
考えてみれはガットさんがフルパワーで叩き続ける姿もそうそう見れるもんではないですよ
最後にウィルとガットさんに握手してもらいましたが
ガットさん手が相当汗ばんでらっしゃいました、、、、

このぶっ飛んだ演奏をしたメンバーはチャック57歳、ウィル60歳、ガット67歳です
ど~なのよ自分がその歳になった時こんな素敵なパフォーマンス(動きだけという意味)が出来るのか?
と今の自分に問いただしてみても 無理 と言う言葉しか出て来ませんでした
でもせめて目標にはしたい素敵でカッコいい人達です

リーダーがぶっ飛ぶとバンドもぶっ飛ぶ!!!

リーダーの資質を問われた時に自分が一番楽しんでそれに仲間が同調してくれる
まさに家族(ファミリー)のようなステージを観せてくれたウィルをこれからもリダーの手本として尊敬していきます

ありがとうウィル出来ればもう一度リダーで来日して欲しい
ソロのプロジェクトの情報は当日貰ったパンプレットだけだから詳しい事は分からないけれど
ニューアルバムが発売になった際には是非ジャパンツアーをお願いします



ジンジャー・ベイカー Ginger Beat!@コットンクラブ

2012年11月24日 16時33分40秒 | LIVE
心に音の塊がへばりついて未だ離れない!

11月22日木曜日 コットンクラブへジンジャー・ベイカーのJAZZユニットを観に行って来ました!!
ジンジャーと言えば怒れしドラマー
というイメージが僕にはあるのです
それは彼の風貌や発言からも分かるように
決して人に媚を売らない頑固な性格と
一徹に貫いている生き方みたいなものが
そう見せてしまうのかもしれないが
あの荒々しさはドラムが怒っている!と思えるのです
ミュージシャンは皆心優しきアーティストとは限らない
彼のような表現者は稀ではあるが
その魅力は他者では表現出来ないものがある と思うのです

今回のLIVEはジンジャーを含め3人がリズム隊で
サックスのピー・ウィー・エリスが色を付けるという
楽器の組み合わせとしても面白かったです
ジンジャーの叩き出すリズムはアフリカンな要素が満載で
まるでアフリカンビートのジャズといった感じ
リズムだけを聴いていると軽いトランス状態になりそうになるけど
それをピー・ウィー・エリスのサックスが解いてくれる
そんな事が繰り返し起こる不思議な体験でした
ジンジャーのドラムは低音が強調されたセッティングになっていて
ベースドラムのキックは73歳ではあっても流石で強力なビート感を味わえました
そこに強烈なコンガが加わりビート感が増していきます
コンガといってもサンタナとはまた違うジンジャーと同調したかのようなビートなんです
ジンジャーはコンガの事をリードドラムと呼んでいました
そこにウッドベースが加わるとこれまた不思議なリズム感
ビートが全てアコースティックって所が原始に近いアフリカのリズムのようなものをイメージ出来ました

このLIVE進行はジンジャー本人がやるんですが
セットリストをまとめたようなものがジンジャーのフロアータムの後ろ辺にあって
ジンジャーはそこから次にやる曲をその場で決めて演奏する
みたいな事だったんですが
曲間でいちいち後ろを振り返ってマイクが無い所で喋り出しちゃう所が
ダサかっこ良かったです

ジンジャーは終止人を寄せ付けないオーラがあって
入場や退場も
演奏に来たぜ!じゃ帰るぜアンコールなんてあると思うなよ!みたいな感じで彼らしい?一面が見れました はい

サックスのピー・ウィー・エリスは僕と真向かいだったので色々とコンタクトが取れました
僕が送ったグット!のサインも返してくれましたし差し向かえでサックスを吹いてもらっているようで
なんとなくラッキーでした

ちなみに僕はこのLIVEの為に5時間半コットンクラブの前に並びました
そのうち4時間は僕一人だけでしたけど、、、、
でもそんな事は吹っ飛ぶくらい刺激的なLIVEで僕は大満足で帰路についたのです

追記
リズム楽器というもは特にドラムなどの打楽器は実際LIVE会場行って体験しないと
本当の体感は出来ないと思います
どうか動画サイトなどで自己判断はしないで頂きたい
たとえレコードやCD音源だとしても実際の音とは違います
会場で直に伝わってくる空気の振動をその場で味わってみる事をお勧めします

ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー 武道館公演 本編

2012年11月03日 23時07分56秒 | LIVE
さて今回のLIVEは娘を誘っての参戦となりました!!
彼女は日本一有名なテーマパークと言っても過言ではないテーマパークで働いているので
普段本格的な洋楽とか聴いていなくても
このようなエンタメ関係には目と耳が肥えています
しかも音楽に関しては年代問わず国籍問わずの幅広い視野で生演奏も各所にあるわけで、、
以前娘に連れていってもらった
"ビックバンドビート"というアトラクションの質の高さには
普段LIVEを見慣れている僕もビックリするほど素晴らしいものでした
そんな娘が初めての武道館で体験したものは世界に名立たるメンバーの演奏
どうやら相当楽しかったようです

ステージの構成は前回紹介したアルバムThe New York Rock & Soul Revue同様
まずはバンドのみのイントロダクションの演奏で始まります
その演奏に途中からコーラスが加わりそして満を持して御三家登場!!!
上手のキーボードにマイケルがセンターのグランドピアノにドナルド、下手にボズがWineRedのストラトで構えます
さすがに3人揃うとどこを見ていいか分からなくなりますね~

その後からは持ち回りで其々が歌って行きますが
カバーを含め楽曲はスタンダードな感じで最初から聴かせる構成になっていました
MCはドナルド・フェイゲンが努め進行していきます
後半では待ってました!!!という曲も含まれて
ステージへの集中力は高まるばかりです
個人的にはマイケルが歌ったIf You Don't Know Me By Now辺りから
つぼにハマる曲ばかり続きましたがなんといってもメインが歌っていても
他のメイン達がコーラスに回ったり間奏をリードしたりで
いつもの3倍の見逃さないオーラが必要でした^^
アンコールも其々が歌うロングバージョン!
最後には最初と同じ曲でバンドのみのエンディングの演奏
主役達はそのエンディングテーマに送られて去って行きます

まあ見終わった後の感想としては満足だけど心残りというか、、、、
特にドナルド・フェイゲンは2週間前に出たばかりのアルバム
サンケン・コンドズにはまったく触れずで
それも生で聴いてみたいし
娘が一番良かったと言っていたマイケル・マクドナルドや僕的には一番のファンのボズも
それぞれのツアーが再び日本で開催される事を祈るばかりです



ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー 武道館公演

2012年11月02日 20時07分19秒 | LIVE
ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴューというなんとも覚えづらい名前のバンドのLIVEに娘を従え行って来ました!!
会場は武道館!最近のウドー主催のLIVEはここばかりですね 音的には国際フォーラムで観たかった気もしますが
まあアーティスト側から見れば意義のある会場なんでしょう

さてこのバンド実はスパーバンドなんです!!
メンバーは言わずと知れた大物 ドナルド・フェイゲン/マイケル・マクドナルド/ボズ・スキャッグス 
このメンツのバックを固めるのがスティーリー・ダン・バンドのメンバーなんですから
そりゃ~もう 期待値は上がりますよね
おまけに来日直前にリリースになったドナルド・フェイゲンのアルバムがあまりにも良いもので
加えて楽しみなLIVEとなりました

ところでこの3人が何故一緒にライブツアーを回る事になったのか?
なんて事は会場に着くまでまったく気に留めなかった事なんですが
会場内のCDコーナーを覗いてそのルーツが分かったんです!
そこに置いてあったのがこのアルバム
"The New York Rock & Soul Revue"
91年のライブ録音です

家に帰って早速聴いてみると
ドナルド・マイケル・ボズの他にメンツが何人か加わりますが
ステージの構成などは今回のライブとほぼ同じで
皆さん今より20歳ほど若いですが脂の乗り切った素晴らしい艶やかな歌声を聴かせてくれています
演奏も熱いです!!!特にギターのDrew Zinggって人は素晴らしい!!!

なるほど!!
このような過去の経緯があって今回のツアーに繋がっているんがな~って事が分かるアルバムです

さてLIVE本編のお話は又次回することに致しましょう

鼓動するギター ラウル・ミドン Raul Midon

2012年10月24日 21時17分13秒 | LIVE
六本木 ビルボードLIVEに
ラウル・ミドンを観に行ってきました!

彼のLIVEはずっと前から観たくて
今回は期を狙っての参戦となりました
ラウルは盲目のシンガー
アコスティックギターで魂の演奏をするまさしくソールプレーヤーです

ラウルのステージは彼一人
バンド形式ではありません
なぜなら彼とそのギターにはバンドの全てがあるからなんです
ドラムにベース、ギターにトランペットそして相棒のボンゴ
これは彼の事を知っている人なら納得!でしょうが
知らない人には???ですよね
まあコレをご覧下さい


よく彼の事を評価する時に
多彩なテクニックを重視する人がいますが
僕が彼に惹かれるのはスピリット!
魂で曲を奏でるミュージシャンはそれほど多くはありません
今回のLIVEでも彼の音楽に対する気持ちが
痛いほど伝わってきます
本当に人を感動させるのは
うわべのテクニックでは無く気持ちなんだ!!
盲目という事のハンディキャップは
彼にとって、いや彼の音楽にとっては
もはや最大のプラス要因になっているとさえ思えてしまいます

ギターを感情的(ソールフル)に演奏しようと思う時
人は感情的に演奏しようと思って演奏します
しかしラウルの場合ソレが無い
演奏は思い(魂)と直結していて即ちそれが彼の音となって溢れ出す
何と言ったら良いんだろう
感情の間が違うとでも言ったら良いのか
演奏される曲が彼の魂の動きと同調して揺らいでいるんだ!
って事が分かる
彼のギターはもはやギターではなく
鼓動する彼の心臓 Heart なのだ!!
こんな体験は今まで無かった事でまったく素晴らしい!!!

盲目の男がステージに独り立ち
そこで奏でる曲は広大な宇宙へ繋がるような大きさを感る
まさにラウルは宇宙で眩い光を放つ星 Star 
その光に込められた魂の揺らぎはこれからも多くの人を魅了すでしょう



ブルーノートに神様ガットに会いに行く!その3

2012年09月08日 23時57分36秒 | LIVE
今日はボブ・ジェームスクインテットのLIVEでのスティーブガットのプレーについて書いてみたいと思います
と言っても僕はドラマーでもなくドラムに対する知識もそれほどあるわけではないのでその辺の事ご理解下さい ね

さてガットさん先ほどチューニングでステージに出て来られた時のTシャツ姿から
イカしたシャツ姿に衣装チェンジされて登場です
今回のセットリストはフュージョン系の曲想
どんなドラムを叩くのか興味津々で見ておりますと
なんとガットさんスティックの握りが何時ものレギュラーグリップではありません!!!
マッチドグリップでスティックの一番お尻の部分を持って叩いています
スネアと叩く右手は右膝に当てる感じで叩いています
実はLIVEを見終わって家に帰っていろいろと過去の動画などを調べてみたんですが 
ガットさんグルーブ感が核となるバンドでの演奏はマッチドグリップが多いようです
従ってクラプトンなどブルースバンドのバックの時はマッチドグリップで叩いていますね
コレはどういった理由があるのか分かりませんが僕なりに推察する所
テクニカルなジャズなど演奏する時、用はスネア、タム、シンバルなど微妙なタッチが欲しい時には
レギュラーグリップを
グルーブ感を強調した演奏をしたい時、特にバスドラ、フロアとスネアのコンビネーションを優先したい時や
音圧がある楽器とバンドを組んだときなどは
マッチドグリップを選択しているのではないでしょうか
ただ今回ライブでのマッチドグリップでの演奏を見ていても
全体の音が小さくなってもっと繊細なタッチが必要な所では
マッチドからレギュラーに変えて叩いていました
そこを見ても変幻自在というか適材適所というか
やっぱり神の領域に達していらっしやるお方なんだな~としみじみ関心してしまいました
又ブラシも多用されていて
ある時は片手で持ち、ある時は両手で持ち
繊細な音を出す時は親指だけでブラシをコントロールされていました
彼のドラムセットは コーテッド のヘッドが全ての太鼓にセットされていますが
ブラシを多用するガットさんならではでしょうか
ただその コーテッド のヘッドに拘っている!というわけでもないようで
バンドやシュチュエーションによってはタムアムやフロアーは クリアーヘッド という事もあるようです

で、今回そのマッチドグリップでのグループ感たら半端ではありませんでした!!!
半ば猫背状態でのバスドラへの鋭いキック!
振り幅が千変万化に変化するスネアへのアタック!
ワンバスツインペダルの妙
彼の叩き出すあのグルーブ感は独特のものです!!
クセになるというか中毒になるというか
ステージが終わった直後11月に予定されている彼の出演するLIVEを再度観に行く事を心に誓った僕なのでした

ところで同席されていたガットフリークの方に聞いた情報によると
ガットさんはお酒もタバコもやらずランニングが趣味とか
御年67歳であのパワー&テクニック
やっぱり神がかったお方です

ブルーノートに神様ガットに会いに行く!その2

2012年09月07日 16時59分38秒 | LIVE
さて今回のボブ・ジェームス・クインテット
featuring スティーヴ・ガッド、ウィル・リー、デイヴ・マクマレイ&ペリー・ヒューズ のテーマは
「ジャズ~フュージョン・レーベル“CTI”」
このレーベルにはボブ自身が70年代に所属し自身4枚のリダーアルバムを発表している
実際演奏された曲も70tsフュージョンの惹き込まれるような心地よい曲ばかり
ここ数日の酷暑を彼らの演奏がヒートダウンしてくれるかのよう
あ~音楽って熱いばかりが良いてもんじゃないんだ、、、、
もちろん曲によっては上がる所は上がるんですがそれでも演奏は涼風のようで心地よい
ボブはフェンダーローズとグランドピアノを弾き分けていましたが
ピアノを弾く時は同時に(エレピやストリングス)などの音源をボリュームペダルでコントロールしながら操っていました
ピアノの音との裏にいろいろな音が被って来るので聴いていて面白かったです

デイヴ・マクマレイという人はサックスとフルートを吹分けていましたが
70年代ヒュージョンをやる上でというかボブのアレンジ上存在は大きかったです
個人的にはフルートがメインな今日はツボでした

ギターのペリー・ヒューズはジャズコーラスにイバニーズにエレアコを繋いでいましたが
僕的には練習用スタジオなどに良くあるこのアンプをプロのステージで聴くのは初めての体験でしたが
フェンダー系のアンプと若干違う飾らないギターの素直な音が良かったです

ベースのウィル・リーは長身のオシャレさんです^^
彼のサインはピースマークがポイントとして入るんですが
この日の衣装のベルトのバックルがピースマーク! シャレオツ!!!!
そんな彼は言わずとしれた歴戦の戦士!無数のミュージシャンと仕事をこなしています
僕の席は彼の真ん前でしので彼がソロを取った時などはステージ前まで飛び出てきてくれたので
30cm手前で彼のプレーを観てしまいました!

今回のボブのアレンジは全てのプレーヤーが其々に際立つバランスの良いもので
その心地よい思いはライブが終わった今でも心から離れません

明日はスティーブ・ガット一人にスポットを当てて書いてみよーっと

ブルーノートに神さまガットに会いに行く!

2012年09月06日 18時01分20秒 | LIVE

ブルーノートにボブ・ジェームスのセットを観にいってきました
メンバーは
p/keyボブ・ジェームス
drスティーブ・ガット
bウィル・リー
Saxデイヴ・マクマレイ
gペリー・ヒューズ
僕のお目当ては神さまガットです
彼のドラムを観てそのが凄さが分かったのはもう30年以上も前の事
それ以来憧れのドラマー、スティーブ・ガットは僕にとって神的存在になりました
だからこの目で実際拝めるなんてことは考えもしなかった
しかし去年暮れクラプトン&ウィンウッドで後光のドラミングを体験してしまい
更に神のランクは天上を超えてしまっていたわけですが
その独特のグルーブ感溢れるプレーに取り付かれて今回は神だけにターゲットを絞ってこのライブのチケットをゲットした訳で
信者の僕としてはもう開場前から緊張で手汗が酷かったわけであります
しか~し
この日の開場直後入場したお客様の皆様がまだ食事や飲み物をホールスタッフに頼んでいる
何食べようかな~状態の時に
ステージにひょっこり現れたのは何と!!!!神様ご本人!!!!
しかもTシャツにハーパンという神らしからぬラフないでたちで、、、、(いや!普段着の飾らないガットが本当の姿なのかも、、、)
「道が混んでて遅れちゃって今着いたばかりなんだよね 」って感じ
(まあ彼らぐらいになるとリハはやらないでしょうからプレーヤーも開演前に間に合えばいいんだよね きっと)
でも通常は会場に客入れしてから大御所本人がステージに出て来るなんてあまり無いよね
で、ご自分でドラムのチューニングなんぞをしたりして居られます
神なのに自分でチューニングをなさるなんてなんと神々しいお姿
フロアタムの位置なんかも微妙に調整されています
さすが超一流のドラマー、本番で最高のプレーをする為の準備は怠りません
チューニング終わり楽屋に戻る前に近くを通った神さまの「ゴットハンド」と握手をさせて頂きました!
感動と興奮で頭が ボ~ 思考回路が薄れ
「以外と柔らかな肉厚の手だな 」 なんて上の空で考えていたら
食事用に出されてあったお手拭きその握手したてのありがたい手をで直ぐに拭いてしまうという痛恨のミス!!
しょうがないよね僕も食事前だったんだから(泣)
などと言い訳しながらもう再度の握手を狙う僕なのでした、、、、


それからしばらくして始まった本番はどうだったかと言うお話は又明日
する事に致しましょう


上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト@ブルーノート公演

2012年07月26日 17時51分09秒 | LIVE

7月24日、25日にブルーノートで行われたひろみトリオ・プロジェクトの公演に
行って来ました!
僕は22日 に行われたサイモン・フィリップスのドラムクリニックにも参加したので
1日置いて3回サイモンに会えた事になります
サイモンファンの僕としては夢の3日間でした
そしてトリオ自体はこれで4回目の参戦です

今回は9月に発売される新作MOVEからも何曲か披露されて
今まで観てきたトリオのライブに新たな彩りが加わった熱いライブになりました!
その披露された新曲の中で
ひろみさんが「世の中で一つだけ嫌いな音」
という目覚まし時計から始まる一日をイメージした曲
アルバムタイトルにもなっている曲moveが披露されましたが
これがピンクフロイドのMoneyやTimeのような展開の曲で
コレはひろみさんの曲の中でもかなりの名作になるのでは、、、、と思える曲なのです
又サイモンとアンソニーがステージからはけて
ひろみさんのソロも新たに加わってライブ全体の流れも
リーダーひろみの色が濃いステージになりました

僕はひろみトリオブロジェクトのステージは
曲順や選曲でステージ全体のイメージが大きく変わると思っています
実際去年観た国際フォーラムのステージは
Voiceから始まるものでしたがとてもストイックなイメージ
DVD、 LIVE IN MARCIACはDelusionから始まるのですがこちらは又違うんです
そして今回は両日ともVoiceからスタートしましたが
選曲が新曲を含む為またイメージが違いますし
ひろみさんがいつも言っているように
ライブで奏でる曲は
ゴールは同じでも通る道順がいつも違う
遠回りしてみたり、今まで行けなかった所まで冒険してみたり、、
それがバンドとして、一人の音楽家として、極める為に
挑戦しなければならない事だと
だから僕の様に連続で2ステージ観ても
物語を語る語り手3人がキャプションを其々に変えるので
無限のストーリーがそこに展開されて飽きる事はありませんし
それが毎回感動出来る要素なのです

今回、新しいアルバムを完成させた事によってその通り道が
更に増えこれから彼らの作り出す音楽のストーリーがとても楽しみになりました

彼らのライブは凄い!と言ってしまえばそれまでですが
一度ライブを見た事がある人ならそれは簡単すぎる表現という事が
分かると思います
では彼らのライブをなんと表現したらよいのか
それはいまの所 日本語には無いのかもしれませんね


サイモン・フィリップスSimon Phillipsドラムクリニック@コットンクラブ

2012年07月23日 18時43分27秒 | LIVE

サイモンのドラムを体験しに丸の内のコットンクラブへ行って来ました!
と言っても僕はドラマーでも何でもないわけで
専門的にどうのこうのという訳ではなく単なるファンの一人としてサイモンの
ドラムを体験に行ったのです

まずはサイモンが登場していきなりフリーのドラミング
ナント20分以上いやそれ以上か? とにかくかなり長い間叩き続けたのです!!!!
聴いている僕としては長いなんて感じなかったけど 
終わった時サイモンが「俺今何分叩き続けたんだ?」と言っていました
それだけ本人も陶酔したドラミング
打音の一つ一つの粒が僕に当たって弾けて火花が散ったような感覚
サイモンのドラムを生で聴くと僕は何時も気持ちの何処かが強いショックを受けたような感覚になってしまいます
初めて聴いた86年の軽井沢での演奏もそうでした
まるでジェフ・ベックとステージ上でバトルしているかのよう

サイモンのドラムはどんなに早く叩いても音が混じらないというか濁らないというか
打音の全てクリアーで鋭利な感じ
それが最大の彼の魅力なんです (ドラマー目線ではない陳腐な表現かもしれませんが僕は一ファンとしてそう思うのです)

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今回はステージにドラムは無くて普段は客席の場所にドラムがセットされています
お客さんがサイモンのドラムを囲むように会場がセットされていました
PAはなくて聴こえる音は全て生音と言う普段では考えられないようなゴージャスな体験
更にはサイモンのまで2mぐらいの接近戦
僕の席はサイモンの後ろ斜め45度位から覗き込める
これまた通常のライブではあまり体験出来ないポジションでフットペダルの踏み具合などつぶさに観察出来ました

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で、感動のフリーの演奏が終わると次は質疑応答

ここでもサイモンが質問者の目を見ながら丁寧に
答えてくれます
その中でも僕自身がとてもお勉強になったことを書いておきます。
その1
ドラムは自分の持っているフィーリングを大切にして叩くべし!
その2
ガムテープなどでミュートはするな!!
その3
デカイ音で叩けばいいてもんじゃないよ!
その4
アーティスト別に又は曲のジャンル別に自分のドラムのスタイルを変える事はない (例えばチューニングなども)
其れよりもその曲にマッチする様に叩くことが重要だ!
その5
ドラムは毎日叩ける様にセットした上で
リラックスして基礎練習(ウォームアップ)をすべし(サイモン自身はツアーで忙しくて基礎練習は毎日は出来ないそうだ)
又両手で均等に叩ける様に練習する(スネアで見本)
シングル、ダブル、トリプル 高速ダプル、トリプル 超高速ダブル、トリプル
それに9拍でバスドラ 6泊でバスドラ 変拍子云々 僕には分かりません、、、、
だけどサイモンその練習常人には出来ませんから、、、、
その6
ツインバスについて( 今となってはプロの中で少数派だと言っていた)
ツインバスの連打は
他のメンバーの演奏に火を付けて盛り上がりを作るものでなく
他のメンバーの配慮で際立つものである!
東京ドームでのミック・ジャガーの公演を例に上げて
あの時ギタージョー・サトリアーニが
サイモンのバスドラ連打を際立たせようと
自分のギターのボリュームを絞ったのだそうだ
ナルホド!!!あの時のキレキレのサイモンの演奏は
ジョーの天才的な感覚でなし得た、ものだったんだ!!!!
やっぱり人より抜きに出る者の考えは凄い!!!
何よりバンドマンとして凄い!
結果ジョーもサイモンもミックのバックを
かなりの完成度で仕上げたわけなんですな
そのライブに観客として参戦していた僕としても深い感銘を受けました

そしてクリニック中
普段は絶対に見れない光景に何度か遭遇したのです
その1
サイモンのレギュラーグリップでの演奏!!両手交差!
演奏中マッチドになったりレギューラーになったりシンバルを裏から叩いたり
こんなテクニックを使う事もあるのかなぁ?
最初デキシーランドジャズを演奏演奏していた彼が
ロック系の音楽を演奏するようになってマッチドグリップに変わった
しかしチップの無い方(スティックの後ろ)で叩くのはイレギュラーだと考え
またタムタムなどの数が増える事によってハイハットのバーの高さが邪魔になり
それを克服するために今のパラレルなスタイルに変わった
と言うような事を言っていたと思う

その2
本人がスネアを自らチューニング!!(サイモンぐらいになるとチューニングは専門のスタッフが行うのだ)
これはエルトン・ジョンのレコーディングにおけるビックサウンドの作り方として
スネアのテンションを下げて使った事を説明した時に本人自らサブのスネアを使ってチューニングをしだしたのだ
こうすする事によってレコーディングではビックサウンドが得られるのだという
その3
スペース・ブギーの
ドラムだけの生演奏!!!!しかもほぼフルコーラス!
あの、、、ジェフ・ベックの、、、ゼア・アンド・バックの、、、スペース・ブギー
サイモンも久しぶりだと言っていたが
なんてこった!!!オリジナルのままのスピード感!!!そして強弱の妙!!!
生音でペダルさばき見ながら、、、
トニー・ハイマスやジェフ・ベックの演奏が聴こえてきそう
そして僕は泣きそう!!!
その4
サイモンの日本語
チュウハイ 二ハイ クダサーイ!!(笑)

最後にもう一度フリーの演奏!
前半とは違う
オクタバンやゴングバスを使ったライブでサイモンがドラムソロで使うパターンに近かった気がした

ラストにドラムマガジンに載ると言う
全員での集合写真を撮って終了
握手までまでしてもらって
5時新幹線に乗って次のライブ会場へ向うと言うサイモンと
お別れしました

僕はもう何度もサイモンのライブを観てきましたが
今回受けた印象は他のライブでの印象と全く違うものでした
それは彼本人が言うようにライブでは曲にマッチングするように叩くサイモン
それも凄いが
しかし今回のクリニックではどこにも規制がない状態のドラマーサイモン
超一流プロのドラマーとはこうゆうものか、、、、
改めてサイモンのスキルの高さに驚くばかりでした


今回は僕にとってはまさにスペシャルデー
そしてこの日来ていた限定100名の人達もそうだったと思いますが
とてもいい体験をさせて頂きました!
ありがとうサイモン 明日からのブルーノートの
ひろみプロジェクトでまた会いましょうね\(^o^)/

参考映像

SPACE BOOGIE

サイモンツインバス ジョー・サトリアーニの妙


コットンクラブホームページで写真掲載
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/2012/0722_simon/#simon